平野啓一郎講演会
2025-12-23 13:02:12

平野啓一郎氏が語る「自己と他者」の自由の共有についての講演会

京都精華大学 第14回岡本清一記念講座のご案内



2026年2月11日(水・祝)、京都精華大学にて第14回「岡本清一記念講座─日本と世界を考える」が開催されます。今回のゲストには、小説家の平野啓一郎氏をお迎えし、オンラインでの講演を行います。この講座は一般の方にも無料で参加できるため、広く皆さんにこの機会をお知らせしたいと思います。

講演テーマ


講演のテーマは「自己と他者~自由の共有を巡って」です。現在、私たちの世界では分断や対立が広がり、未来の展望が不透明になっています。その中で、個人と他者との関係という最小単位から、自由の概念が何であるのかを共に考えることが求められています。特に、平野氏が提唱する「分人」というキーワードは、個人としての限界を克服し、他者との共生を目指す上での重要なテーマです。

この講演では、理想を語ることが最も現実的なアプローチであるという視点から、自由の本質を探ります。平野氏の独自の視点から新たな考察が生まれることでしょう。

講師プロフィール


平野啓一郎氏は1975年に愛知県蒲郡市で生まれ、福岡県北九州市で育ちました。京都大学法学部を卒業後、1999年に発表した小説『日蝕』で第120回芥川賞を受賞し、以来多彩なスタイルで数多くの作品を世に送り出しています。主な著書には、小説『葬送』や『マチネの終わりに』、そしてエッセイ『私とは何か 「個人」から「分人」へ』等があります。最新作として、文学と芸術に関するエッセイ集『文学は何の役に立つのか?』と新書『あなたが政治について語る時』が2025年夏に刊行される予定です。

講座の背景


本講座は、京都精華大学初代学長・岡本清一が唱えていた教育理念に基づき、2008年から開催されています。岡本の理念は、「新しい人類史の展開に対する責任を負い、日本と世界に尽くす人間を育成すること」です。これまでに多彩な講師を迎え、自由や国際情勢についてのテーマが取り上げられてきました。

過去の登壇者


過去には、国際政治学者の藤原帰一氏、作家の池澤夏樹氏、作家・元外交官の佐藤優氏などが登壇し、それぞれの視点から興味深い議論が交わされてきました。

参加方法


講演はオンラインで行われ、YouTubeを通じて配信されます。参加希望者はご注意いただき、事前申込が必要です。申し込みの受付は2026年1月中旬から開始する予定です。

この貴重な機会をぜひお見逃しなく。興味を持たれた方は、以下のリンクより詳細をご確認の上、参加をお待ちしております。
講演会詳細はこちら

京都精華大学について


京都精華大学は、表現を通じて社会に貢献する人材の育成に力を入れている大学です。人文学部、メディア表現学部、芸術学部、デザイン学部、そしてマンガ学部の5つの学部を持ち、個々の学問的探求が促進されています。さらに、学びの場として多様な活動も展開しています。
場所は京都市左京区岩倉木野町137で、最寄り駅からのアクセスも良好です。
詳しい情報は公式サイトをご覧ください: 京都精華大学


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学校法人京都精華大学
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京都府京都市左京区岩倉木野町137
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