コレオス、Digit.inkと提携しデジタル証明書を発行
コレオス株式会社が、Digit.ink Japan合同会社とパートナー契約を結び、新たにデジタル証明書発行ツール「Digit.ink」の取り扱いを開始した。このツールは、分散型ID(DID)とVerifiable Credentials(VC)技術を基にしており、教育機関や企業における証明書の高信頼性と価値提供を目指す。
背景と目的
近年、日本社会ではデジタルトランスフォーメーション(DX)の必要性が高まっている。各所で人材育成が進むなか、個人の学習歴を可視化することが急務となっている。従来の方式では、長時間にわたる取得を経た資格や学位のみが証明されていたが、DX化が進む現在、より詳細な証明が求められている。
Digit.inkはこうした課題を解決するために開発されたツールであり、学修内容をマイクロクレデンシャルとして証明できる。紙形式や単純なPDFではもはや不十分であり、デジタルな証明書が求められている。
Digit.inkの特長
1.
信頼性の高い証明書
Digit.inkを基盤にしたデジタル証明書は、ブロックチェーン技術により改ざんが不可能であり、誰でもその内容を検証できる。これにより、証明書自体の信頼性が確保される。国際標準規格にも対応しており、各国での導入実績もある。
2.
簡単操作と効率化
ツールの操作は直感的で、デザインから発行まで最短5分で完了。CSVやスプレッドシートから名簿データを取り込むことができ、業務の効率化が図れる。印刷用のPDF生成も可能で、従来の手間を大幅に軽減する。
3.
付加価値の高い証明書
発行者の情報や関連資料を証明書に付与できるため、単なる証明書以上の価値が生まれる。証明者の強みや実績を提示できるため、評価も向上する。
価格体系と今後の取り組み
Digit.inkでは、デジタル証明書の発行数に応じた価格プランが用意されている。具体的な内容についてはコレオスに直接問い合わせが必要である。
コレオスは今後、教育機関や企業向けにDigit.inkを活用し、証明書業務のデジタル化を推進する計画だ。特に大学などの教育機関を対象にオンラインセミナーが開催され、ブロックチェーン技術の利点やその活用事例が紹介される予定である。
具体的なセミナー情報
- - 名称: Webセミナー「オープンバッジだけじゃない!ブロックチェーン技術によるデジタル証明書がもたらすメリットと活用事例」
- - 開催日時: 2025年6月20日(金) 14:00〜(ライブ配信)
- - 開催方法: オンライン (Zoom)
- - 費用: 無料/事前登録制
- - URL: 参加申し込みはこちら
このように、コレオスとDigit.inkの提携は日本の教育機関や各種認定団体にとって、業務の効率化や信頼性の向上に大きく寄与することが期待される。今後の展開から目が離せない。