市民コミュニティ財団の新しい教科書が販売開始
全国コミュニティ財団協会が、新しいテキスト「市民コミュニティ財団的プログラムオフィサーの教科書」を2025年7月に販売開始します。この本は、コミュニティ開発において重要な役割を果たすプログラムオフィサー(PO)の育成を目的としており、実際の事業から得られた知見やノウハウを体系的にまとめています。
教科書の背景と目的
この教科書は、2021年度に実施された「地域の資金循環とそれを担う組織・若手支援者を生み出す人材育成事業」の成果の一部として制作されました。市民コミュニティ財団の設立を通じて地域の問題を解決するPOの役割と重要性を理解し、具体的な解決策を設計・実行する知識を提供します。
これからPOとして活動を開始する方はもちろん、すでに活動している方にも役立つ内容が盛り込まれており、地域の現状を正確に把握しながらプログラムを進めていくための体系的な知識を得ることができます。
POの役割と重要性
プログラムオフィサーは、寄付者が持つ願いや市民コミュニティ財団の助成目的を理解した上で、助成金を適切に見極め、必要な団体に資金を供給します。さらには、助成の成果を評価し、地域社会の改善につながっているかを最後まで見届ける大変重要な役割を担っています。この教科書を通じて多くの方々がPOの意義を理解し、地域の将来に寄与する仲間となることを期待しています。
教科書の内容構成
本書は以下のような構成で役立つ情報を提供しています。
1.
市民コミュニティ財団の概要
2.
プログラムオフィサーの具体的な業務内容 - 資金助成の流れの理解 - 地域の問題把握 - プログラムの構築 - 資金支援の設計 - 地域団体との協力
3.
助成プログラムの進行方法 - 資金助成の7つのフェーズ
4.
ケーススタディ - 実際のPO活動とその成果
この構成により、POとして成功するために必要なスキルを順を追って習得することが可能です。
市民コミュニティ財団とは何か?
市民コミュニティ財団とは、特定の企業や行政に依存することなく、市民が主体となって設立された組織です。「市民性」と「地域性」を重視し、地域の課題解決と価値創造を目指します。寄付を中心に資源を仲介し、寄付者に税額控除などの促進措置を提供する法人体として、地域に新しい資金循環システムを生み出します。
プログラムオフィサーの重要性
プログラムオフィサーは、財団の助成金を企画・運営・評価する役割を担います。この職務は地域の資金循環を実現し、地域の問題解決に寄与するため不可欠です。
購入方法
本書はAmazonにて発売中です。興味のある方は、ぜひ下記リンクから詳細をご確認ください。
https://www.amazon.co.jp/dp/4991402611
全国コミュニティ財団協会について
全国コミュニティ財団協会は、市民が地域社会の課題解決に主体的に取り組むための組織です。32のコミュニティ財団が加盟し、協力してより良い運営を目指す活動を展開しています。設立は2014年で、京都府に本社を構えています。
詳しい情報は、公式Webサイトをチェックしてください。
https://www.cf-japan.org
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