理美容業界を支えるキャッシュレス決済サービスの革新
1. 三井住友カード、ジャックス、JCBと連携
株式会社サインド(東京都品川区)は、理美容店舗向けの対面キャッシュレス決済サービスを提供するため、三井住友カード株式会社、株式会社ジャックス、株式会社ジェーシービーの3社と包括代理契約を結びました。この協業により、美容業界におけるキャッシュレス決済の導入が一層進むと期待されています。
2. 美容店舗のニーズに応える「BeautyMerit」と「KANZASHI」
同社は、クラウド型予約管理システム「BeautyMerit」と、パシフィックポーター株式会社が提供する「KANZASHI」という予約一元管理システムを提供しています。これにより、2025年3月末までに20,000店舗以上の理美容店舗が同サービスを利用する見込みです。
現在、サインドのシステムを通じた取引予約の流通取引総額(GMV)は5,000億円以上に達し、理美容サービス市場のシェアは約15%に拡大しています。これは、国内約56万店舗を抱える理美容業界において、同社が確固たる地位を築いている証です。
3. 中小企業・個人事業主への影響
理美容業界は個人経営が約90%を占める中小企業・個人事業主が主力の市場です。このため、サインドは多くの店舗が抱える経営の財務負担を軽減し、経営者が本業に集中できる環境を整えることが必要だと考えています。
4. 予約から決済までの利便性向上
今後は、パートナーシップを活かし、予約から会計、キャッシュレス決済に至るまでの一貫した体験を提供することで、理美容店舗の業務効率を向上させる計画です。このような新たな取り組みは、予約の一元管理を促進し、スタッフがサロンワークに専念できる仕組みを整えます。
5. 「BeautyMerit」と「KANZASHI」の詳細
「BeautyMerit」は、集客・予約サイトからの情報を一元化し、SNSやホームページに設置できる自社予約システムを提供します。顧客がアプリをダウンロードすれば、予約受付や店舗情報の確認ができ、オンラインショップでの専売品販売も可能です。
「KANZASHI」は、月額5,500円という低価格で予約情報を一元管理できるサービスです。ダブルブッキングを防ぎ、業務効率を向上させるため、理美容スタッフがサロンでの業務に集中できる環境を提供します。
6. 収益モデルの構築と期待される成果
サインドは、流通取引総額を基にした収益モデルの構築を進めており、2026年3月期中に新たなサービスのリリースを予定しています。これにより、さらなる企業価値の向上が期待されます。理美容店舗へのキャッシュレス決済の導入は、業界全体の発展に寄与するでしょう。
この取り組みは、美容業界が次の一歩を踏み出すための大きな前進です。サインドの活動は、業界内で新たなビジネスモデルを構築し、理美容業界の将来を明るく照らすものになりそうです。
公式サイトのアクセスは、
BeautyMerit および
KANZASHIをご覧ください。