怖さが止まらない!『フェイクドキュメンタリーQ』の世界
昨今、SNSや動画サイトで注目を集めている『フェイクドキュメンタリーQ』。これは、著名な寺内康太郎監督を始めとする4人のクリエイターが手掛けた、ドキュメンタリー風のモキュメンタリー短編動画作品集です。2024年8月時点でYouTubeには22話が公開され、その反響は驚くべきものでした。特に、今回の書籍版には再生回数の多い6つのエピソードに加え、新作の2編も収録されています。
書籍の人気と初の体験型ホラー
この初の書籍版『フェイクドキュメンタリーQ』は、発売からわずか1週間で完売店が続出し、重版も相次いでいます。
その販売部数はなんと5万5千部に達し、Amazonの売れ筋ランキングでも1位を獲得。SNSでは「キムラヒサコと目を合わせないでくださいーー。」や「読むと死にます」といったキーワードともに、恐ろしい内容を持つ“ヨムシヌ本”としても話題になっています。
寺内監督もこの新たな形のホラー本に対して熱意を持ち、恐怖音声や恐怖動画を体験できる12の“恐怖注意QRコード”を本に付けるという試みを行いました。この体験型の要素を取り入れることで、従来の読書体験を超えた新たな楽しみ方を提供しています。特に、この夏には家族で楽しむ「コワ〜イ贈り物」としても人気を博し、Amazonのギフトランキングでも第2位に輝くほどです。
イベントの盛り上がりとファンの存在
8月4日には、東京のタワーレコード錦糸町パルコ店で特別イベントが開催されました。このイベントには多くの熱心なファンが駆けつけ、寺内康太郎監督と、社会の暗部を取材するルポライターの村田らむ氏との対談が行われました。この対談の中で、村田氏は『フェイクドキュメンタリーQ』に強い考察熱を持つファンが存在することに触れました。
そして寺内監督は、そうしたファンの意見が作品のクオリティを高めていることを明かし、クリエイターと観衆の間で相互に刺激を与え合っている様子を語りました。このように、制作側とファンとの絆がより一層深まっているのは本作品の特長とも言えるでしょう。
この書籍とYouTubeチャンネルが形成する世界は、ただのホラー作品を超えた、観る者や読む者双方の思考を刺激する体験を提供しています。これからの季節、心霊現象や都市伝説が好きな方は、ぜひ『フェイクドキュメンタリーQ』の魅力にハマってみてはいかがでしょうか。特に、この書籍には心霊マスターの寺内監督の独自の視点が詰まった内容が盛り込まれています。まさに、心霊ファン待望の一冊となることでしょう。
今後も新たなエピソードやイベント情報が発信されることを期待しながら、この夏は『フェイクドキュメンタリーQ』の恐怖を体験してみませんか?
【書誌情報】
- - 書名: フェイクドキュメンタリーQ
- - 著者名: フェイクドキュメンタリーQ
- - 定価: 1540円(税込)
- - 判型: 四六判
- - 発売元: 双葉社
- - ISBN: 9784575319019
【YouTubeチャンネル】
フェイクドキュメンタリーQ