島根県の魅力をデザインで表現したガイドブック「d design travel 島根号」が登場

島根県の魅力をデザインで再発見！

2025年4月18日(金)、D&DEPARTMENT PROJECTが制作する「d design travel」の最新刊「島根号」が全国に向けてリリースされます。このガイドブックは、日本各地の独自の「個性」を引き出し、それをデザインと共に体験してもらうことを目的としています。

島根県の陰の魅力

出版された「島根号」では、島根県を「陰」として捉えています。数々のの魅力や文化は、あまり外部に出回ることがなく、まさに“内部から出ていくものはほとんどない”。この「境界」にこそ、島根の独自性が培われてきたのです。しっかりと根付いた伝統や文化は、守り続けることによって初めて存続し、価値が高まります。

島根の多くの人々が大切にする「民藝」や、古いものを大切に守る姿勢、そうした背景を知ることで、読者は島根の人々の真摯な姿勢に触れることができます。ガイドブックの表紙は、陶芸家の舩木研兒さんの『鶏』という作品を用いており、その美しさが心を惹きつけます。

様々な連動企画

「d design travel 島根号」の出版を記念して、3月20日(木)からは東京の渋谷ヒカリエで、展覧会やトークショー、郷土料理を楽しむイベントが開催されます。例えば、トークショーでは、島根の観光名所や民芸品の作り手が登壇し、地域の魅力や今後の発展について語ります。また、特別なオリジナルメニュー「島根定食」も提供される予定です。様々な体験を通して、訪れる人々に島根県の「らしさ」を肌で感じてもらうことを目指しています。

編集部が辿った島根の旅

編集長の神藤秀人氏によると、彼は約2か月間島根での生活を通じて、島根らしい体験をしてきました。特に、島根独特の風土や文化、人々との交流は、彼の視点を更に広げました。彼が訪れた観光地や食事処は厳選されており、実際に体験し、感動したものだけが収録されています。

また、特集ページには、島根県に特有の文化や伝統芸能、地元の人々の活動についても紹介されています。これを通じて、読者は島根の”ふつう”を知ることができるでしょう。

未来のつながりを目指して

「d design travel」シリーズの本書は単なるガイドブックではなく、地域の「個性」を広めるためのコミュニティ形成を目的としています。クラウドファンディングによって多くのサポーターの協力を得て実現したこのプロジェクトは、地域に貢献する存在として、今後も続いていくことが期待されています。

本書は全国の書店はもちろん、ライフスタイルショップやミュージアムショップ、およびオンラインで販売されます。ぜひ手に取って、島根県の素晴らしさを体験してみてください。きっと、島根県が持つ独自の魅力を再発見することができるはずです。