YTGATEの新SaaS「YTGuard」がPCI DSS準拠で決済の安全性を向上

YTGATEが提供する「YTGuard」PCI DSS準拠の発表

株式会社YTGATEが新たに発表したEC事業者向けのSaaS「YTGuard」が、クレジットカード業界の国際セキュリティ基準である「PCI DSS」に準拠いたしました。このサービスは、決済の可視化、不正検知、カゴ落ち防止を一元的にサポートすることで、加盟店様に安心して利用できる環境を整えます。

YTGuardの概要

「YTGuard」は、2025年5月30日から本格的に利用可能となります。その特徴は、決済データをリアルタイムで収集し、不正の発見や“かご落ち”の防止を行うことです。これにより、EC事業者は自社の売上機会をしっかりと確保することができます。実装から運用に至るまで、PCI DSSに準拠していることで、加盟店は安心感を得られ、場合によってはカード情報漏洩時の損害賠償責任を軽減できるメリットもあります。

PCI DSSとは何か

PCI DSS（Payment Card Industry Data Security Standard）は、アメリカン・エキスプレスやマスターカード、VISAなどの国際カードブランドが策定した、決済業界標準のセキュリティ基準です。この基準を満たすことで、加盟店様はクレジットカード情報の安全性が高まります。具体的には、カード会社からの信頼が深まり、交渉がスムーズになるなどの好影響が期待されます。これまで多くのEC事業者はそのセキュリティに苦労してきたため、YTGATEはサービス立ち上げ段階からPCI DSS準拠を目指した開発に取り組んできました。

進化するEC市場における必要性

近年、EC市場は急成長を遂げており、それに伴って不正決済の手法も高度化しています。中小企業から大手企業まで、決済不正のリスクは全ての加盟店にとって深刻な課題になっています。YTGATEの「YTGuard」は、リアルタイムでデータを分析しながら、不正検知とカゴ落ち防止を同時に実現するSaaS型のソリューションです。特に、クレジットカード番号などの敏感なデータを扱う場合には、早期からPCI DSSに基づく高水準のセキュリティが必須とされます。開発チームとセキュリティの専門家が共同で進めた約半年間の準備期間を経て、ついに正式に準拠が確認されました。