三十三銀行が新たなローンデジタルプラットフォームを導入し進化する金融サービス

三十三銀行、革新的なローンデジタルプラットフォームを導入

株式会社三十三銀行がSMBCコンシューマーファイナンス株式会社（SMBCCF）および株式会社NTTデータと提携し、2024年9月5日から新しいローンデジタルプラットフォームのサービスをスタートさせました。この取り組みは、業界初の試みとして、複数の金融機関と保証会社間の情報伝達や審査プロセスの自動化を実現しています。

近年の金融業界の変化

デジタル化が急速に進む中、特に金融業界では顧客の利便性向上と業務効率化が求められています。従来の申込み手続きは電話や郵送、FAXに頼る部分が多く、顧客にとっても煩雑なプロセスが存在しました。そのため、三十三銀行は今回のプラットフォーム導入により、顧客体験の向上を図ることを目的としています。

ローンデジタルプラットフォームの特長

このプラットフォームには、以下のような特長があります。
1. 全プロセスの完全オンライン化
　個人ローンの申し込みから契約に至るまで、すべての手続きをウェブ上で完結できる機能を提供します。また、電子的な本人確認（eKYC）も搭載しており、スマートフォン一台で全ての申込みが完了します。

2. 情報伝達の自動化
　業界による審査の自動化が行われ、複数の保証会社への審査依頼も自動化されます。これにより、従来必要だったFAXによるやりとりが不要になり、業務効率が大幅に向上します。

3. ユーザー体験の向上
　顧客が申し込みを途中で離脱しにくいよう考慮されたデザインが施されており、申込完了までのプロセスがスムーズに進められます。

4. オンラインサポート機能の強化
　顧客専用のマイページを開設し、必要書類の提出をオンラインで通知するなど、コミュニケーション手段の多様化を図ります。これにより、従来の電話や来店に依存する必要がなくなります。

5. データを活用したサポート
　申込フォームのデータ分析を行い、成約率向上のための具体的な情報を提供します。これにより、顧客のニーズに合ったサービス改善が進められます。

今後の展望

三十三銀行はこのプラットフォームを活用し、「三十三銀行フリーローン」の業務プロセスを効率化し、今後は他の金融商品にも展開していく方針です。また、将来的にはデジタルマーケティングやアプリ機能の追加も検討されています。
このように、三十三銀行の取り組みは金融業界におけるデジタル化の一助となることが期待されています。