GLPグループの新たな投資戦略
2024年9月9日、物流インフラのビジネスに注力するGLPグループが、AI配送プラットフォーム「Derivery X」を運営する株式会社Azitにリード投資家として出資を行ったことが報じられました。この出資は、Monoful Venture Partners(MVP)を通じて行われ、Azitの成長をさらに加速するものと期待されています。
Azitの成り立ちと成長
Azitは2020年からラストワンマイル配送に特化したプラットフォームを提供し始め、そのビジネスモデルは迅速な配達を求める新たなニーズに応える形で拡大を続けています。特に、クイックコマースの人気が高まる中、多くの小売業者が独自の配送サービスを利用したいと考えるようになっています。Azitはそのニーズに応えるべく、多様なユースケースを展開しているのです。
投資の意義と共同の取り組み
MVPは今回の投資により、既存の投資家であるセイノーホールディングスグループとも連携を強め、さらに業界のプレーヤーと連携することで「Derivery X」の利用を促進していく構えです。このプラットフォームを通じ、物流業界における顧客基盤を拡大させることが狙いです。
今後の展望
Azitは、集まった資金をプロダクト開発や組織体制の強化に活用し、物流領域の深刻な人手不足の解消に向けた取り組みを進める計画です。特に、ラストワンマイルにおける配送の生産性向上を図り、広範なロジスティクスエコシステムの創造に寄与する展望を持っています。これにより、業界全体の効率化や競争力の向上が期待されています。
株式会社Azitの情報
所在地は東京都目黒区で、AIを活用した配送システム「Delivery X」を展開。設立は2013年11月で、モビリティ領域の投資を通じて急成長を遂げています。テクノロジーを駆使したサービス提供により、業界の課題解決に貢献している企業です。
Monoful Venture Partnersの役割
MVPは、総額134億円のファンドを運用し、物流や不動産、AIなど幅広い分野に焦点を当てたスタートアップ企業への出資を行っています。日本国内のミドル・レイターステージ企業を中心に、新たな成長の機会を求めて活動しています。
ログイン・アカウント作成
モビリティやロジスティクス領域の未来を大きく変える可能性を秘めたAzit。今後の成長に目が離せません。彼らの提供する「Derivery X」がどのように業界に影響を与えるのか、その行方に注目です。