Omi Japanが提案するAI健診法
2025-09-29 12:19:51

Omi Japan、超音波医学会でAIによる健診業務改善を提案

Omi Japanが超音波医学会でAIによる健診改革を発表



2023年9月27日、日本超音波医学会の第37回関東甲信越地方会学術集会において、Omi Japan株式会社が特別企画に登壇。グループ代表のチャン・クォック・ズン氏は「AIが切り拓く健診DX ~スケジューリング自動化による現場改革~」というテーマで講演を行いました。今回の講演では、AIエージェントを活用した人間ドックの自動スケジューリングのデモも行われ、医療現場におけるAIの有用性が強調されました。

AIエージェントとは何か?

人間の目標に基づき、自らデータを集め、分析し、最適な行動を選び実行する能力を持つAIエージェントは、従来の情報提供だけでなく、より複雑なタスクの実行が可能です。この技術が医療現場に与えるインパクトは大きく、特に健診業務の効率化に寄与することが期待されています。

健診業務の効率化と収益改善

今回の講演では、健診現場の課題として、検査スケジュール調整による人的コストが多大であることが指摘されました。日本の医療機関の約7割が赤字経営にある中、自由診療領域である人間ドックや健診において効率化の必要性が緊急であることを強調しました。AIエージェントによる業務改善が、現場の効率化だけでなく、収益向上にも寄与する可能性を示唆しています。

デモの実施内容

講演内では、AIエージェントが実際に人間ドックの検査スケジュールを自動生成する様子がデモンストレーションされました。具体的な機能は次の通りです:

  • - 最適スケジュールの自動作成:検査機器やスタッフ数、検査順序を考慮し、現場で即使用できる計画を作成。
  • - 当日の変更への柔軟な対応:患者の遅刻や検査時間延長にも迅速に対応し、全体の流れを維持。
  • - 多様なコースへの適用:標準検査時間や同時実施数などを事前設定し、各人間ドックに応じたスケジュールを生成。

この仕組みは、従来数時間かかっていたスタッフのシフト作成を短時間で行うことができ、医療・介護福祉分野での業務全般にも応用が期待されます。このシステムにより、患者の待ち時間短縮や医療機器の稼働率向上、スタッフの残業削減が見込まれ、「疲れを知らないスタッフ」として現場を支える存在になるでしょう。

SolutionDeskについて

今回のデモは、アクセラテクノロジ株式会社と共同開発されたクラウド型AI活用ソリューション「SolutionDesk」を基に行われました。既に商品化されており、医療現場への導入も進んでいます。最新の技術を用いることで、医療現場の問題解決に貢献しています。Omi Japanは今後もヘルスケアDXの実装を支援し、より良い医療環境の実現を目指します。

今後の予定

Omi Japanは2025年10月1日から3日まで幕張メッセで開催される「第8回メディカルジャパン東京」に出展し、人間ドックの自動スケジューリングに関するデモや専門家からの解説が行われる予定です。

Omi Japanの企業概要

Omi Japan株式会社は、医療システム開発に特化した企業であり、14年以上の経験を持ち、400以上のシステムを開発しています。医療機関への導入実績も豊富で、質の高いサービスを提供しています。このような取り組みを通じて、日本のヘルスケアの向上に貢献し続けています。また、グループ全体で900名を超える従業員が、医学分野の新たな技術の開発を進めています。特に、医療機関向けの品質管理システムや情報セキュリティ対策など、数々の資格・認証を取得しており、品質の高さが際立っています。今後もOmi Japanは医療の未来を切り開くため、革新に取り組んでいくことでしょう。


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会社情報

会社名
Omi Japan株式会社
住所
中央区 東日本橋3-4-18東日本橋EXビル 2階
電話番号
03-6667-0786

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