イケア初の絵本『たびする家(いえ)』の電子公開
イケア・ジャパンが2025年8月1日、家庭での暮らしを振り返るオリジナル絵本『たびする家(いえ)/ The Traveling Home』を電子版として公開します。この日は「やっぱり家の日」として知られ、2023年に15周年を迎える重要な日です。
絵本の目的と内容
この絵本は、家での暮らしを楽しむ家庭に焦点を当て、家族や地域、文化を超えて対話を促すことが目的です。カヤさん一家を通じて、固定観念や「あたりまえ」を見つめ直し、家族の自分らしさや暮らしの形を考える物語が描かれています。また、絵本の最後には読者自身が2050年の理想の家での暮らしを考え、書き込むことができるワークシートが用意されています。
「Life at Home 2050」の取り組み
イケアは「イクオリティ(平等性)」や「ダイバーシティ(多様性)」に注力し、家での暮らしの役割分担について考える「Life at Home 2050」プロジェクトを推進しています。このプロジェクトでは、企業や行政、地域団体との協働により、多様な選択肢を尊重する社会づくりを目指しています。
絵本制作の背景
イケアがこの絵本を制作した理由は、固定概念が自分らしさを制限し、多様性を受け入れることの重要性を再認識させるためです。社長のペトラ・ファーレ氏は「世代や文化、ジェンダーを超えた対話によって新しい価値観が生まれることを期待しています」と述べています。
読み聞かせと寄贈
絵本の公開に先駆けて、富山県や神奈川県ではいくつかの読み聞かせイベントが実施され、参加者からは好評を得ました。さらに、全国24カ所の施設にもこの絵本が寄贈される予定です。
特別キャンペーン
イケアは、キャンペーンの一環としてIKEA Familyメンバー向けに、絵本の限定印刷本を30名にプレゼントするキャンペーンも実施します。応募はIKEAオンラインストアから行え、抽選で当選者にはEメールで通知されます。
イベント情報
一部イケア店舗では、絵本の読み聞かせイベントも開催されます。特に参加には事前に予約が必要ですが、子どもから大人まで楽しめる内容が用意されています。
この『たびする家(いえ)』は、かりん森川氏が執筆し、ool氏がイラストを担当しました。どちらも多様性を意識した表現に取り組んでおり、日本の家庭に見られるさまざまな状況を描写しています。
マークダウンリンクから電子版をぜひご覧ください。
イケアは今後も「Life at Home 2050」を通じて、より良い家での暮らしを考える機会を提供していきます。