農業体験と環境
2022-11-09 14:00:01

企業向け農業体験『千菜一遇 農en』が新たなカーボン削減へ挑戦

環境問題に対して企業の意識が高まる中、様々な対策が模索されていることは周知の通りです。特に温室効果ガスの削減に向けた取り組みが求められていますが、中小企業にとってはコストや労力の問題から具体的な行動に移すことが難しいのが現状です。そんな中、大田市場の青果物仲卸業者が展開する『千菜一遇 農en』は、企業向けに農業体験とカーボンニュートラルを融合させた新サービス『千菜一遇 農en カーボンニュートラル PLUS』を発表しました。

このサービスの最大の特徴は、企業が契約した土壌に新開発の二酸化炭素を豊富に含む“高機能ソイル”を撒くことで、土壌への二酸化炭素の固定を促進することです。これにより、企業は手軽に温暖化ガス対策に取り組むことが可能となります。たとえば、2アールの土壌に必要な量の高機能ソイルを利用することで、約4000リットルから8000リットルを使用し、初期コストの面でも15万円前後と比較的導入しやすい価格帯を実現しています。

さらに、このサービスはただの費用負担軽減だけでなく、削減した二酸化炭素の量も具体的に数値で示される点が特徴的です。8,000リットルの高機能ソイルを用いた場合、実に約1200kgもの二酸化炭素の削減が可能です。この数値化により、企業は環境貢献の結果を明確に示すことができ、外部への情報発信や目標設定も容易になります。また、自社で削減したクレジットを他の企業に販売することも可能で、これもまた新たなビジネスチャンスとなります。

『千菜一遇 農en』というサービスは、単に農作業を体験するだけではなく、企業の従業員が実際に種まきや収穫を行い、その成果として育った野菜を食べることによって、より身近に温暖化対策に取り組むことができる仕組みがあります。これにより、農業体験が楽しみながら続けやすく、さらに地域社会への貢献活動として、収穫した野菜を地域の子ども食堂へ寄付することも可能です。このように、社員の健康促進やコミュニケーションの向上にも寄与しつつ、企業価値を高めるための多様な活動をサポートしています。

この新しい取り組みは、今後の企業活動においても重要な意味を持つでしょう。『千菜一遇 農en カーボンニュートラル PLUS』は、気候変動に対する具体的なアプローチとして多くの企業に受け入れられることが期待されます。さらに、企業と地域のつながりを強化しながら、環境意識を高める一助となるでしょう。

サービスの詳細については、公式サイトにて確認できます。いつからでも企業単位で参加可能で、未来を見据えた取り組みの第一歩を踏み出す絶好の機会と言えるでしょう。まだ環境対策に踏み切れていない企業にとっても、まずは『千菜一遇 農en』の農業体験で新たな気づきを得るチャンスがここにあります。今こそ、社会全体が環境保護に向けて手を取り合う時です。

会社情報

会社名
株式会社 大治
住所
東京都大田区東海3-2-6
電話番号
03-5492-3185

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