現代の終活事情
2023-07-25 11:00:03
コロナ禍が影響する現代の終活事情と取り組みの実態
現代の終活事情とその実態
最近の調査によると、終活を開始するに最も適した年代として圧倒的に「60代」が選ばれました。これは全体の36%に相当し、他の年代に比べて高い結果を残しました。また、40代以下で終活を考える人も約10%存在し、世代を超えた意識の進化が伺えます。
終活とは、主に「部屋の片付け・不要品処分」や「資産管理・資産運用」というリアルな活動を含みます。実際に終活を進めるための手段として、インターネットでの情報収集が一般化してきており、友人や親以外の家族との会話が盛んになっています。これは、現代のライフスタイルに合わせた新しい相談形態というわけです。
調査に参加した500人の男女は、実際にやってみたい終活として「部屋の片付け・不要品処分」を58.2%、次いで「パソコン・スマホのIDパスワードの管理」を33.6%という結果を示しました。テクノロジーとの共存が進む現代において、デジタル管理も重要な一部となっているのです。
終活アンケートの背景
終活という言葉は、2012年に流行語大賞のトップ10に入賞し、珍しい活動ではなくなりました。その後10年以上が経つ中で、特にコロナ禍の影響を受けて、若い世代の終活が増加傾向にあると感じられています。多くの人が終活を「死に向かう活動」と捉えていた過去に対し、今ではあくまで「前向きなライフスタイルの一環」と考える人が増えてきたようです。これは多くの人が「老後の不安が解消できた」と感じていることからも明らかです。
若い世代の終活意識の変化
コロナ禍によって、健康や死に対する意識が急速に高まり、80代以上の高齢者だけでなく、40代以下の若い世代も終活を考えるようになっています。調査では80代以上と考える人が2.6%に過ぎなかったことも象徴的です。このことからも、終活の若齢化が進んでいることは一目瞭然です。
終活に取り組みやすい活動
終活を行う際に何を考えているかという調査結果では、部屋の片付け・不要品処分が64.4%とトップに立ち、次いで資産管理・資産運用、パソコンやスマホのIDパスワードの管理と続きます。エンディングノートを書くことも重要ですが、気軽に始められる身近な活動が上位に来ている点が注目されます。
現在の終活相談のスタイル
終活に関する相談をする際、インターネットを活用する人が増えています。回答者の中には、インターネットの質問コーナーが35.4%と最多の回答を得ており、デリケートな相談も匿名性のある場で行うことが可能です。次いで、専門家に相談したり、友人に話しかけたりする意見もありました。
親の終活問題とその現実
そして、親に対してやってもらいたい終活としては、圧倒的に「部屋の片づけ・不要品処分」が42.2%で選ばれる結果になり、遺言書の作成や、資産管理についても支持を集めています。親との関係性から、終活について触れにくい方も多いですが、実際には子どもたちの想いが反映されています。
終活は未来志向の活動
この調査結果からも、終活は「死」に向かう活動ではなく、より良い未来を見据えた活動と捉えられていることが分かります。終活は、ライフスタイルの一部として日常に取り入れやすくなっており、ますます多くの人々が前向きに取り組む時代に変化しています。このようなことからも、多様な人生の終わり方が尊重される時代が訪れていると言えるでしょう。
終活サポート
会社情報
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株式会社クリエイトアソシエ
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