2025年大阪・関西万博に展示されるctanブランドの革製品
2025年の大阪・関西万博で注目を集めるサステナブルレザーブランド「ctan」。このブランドは、通常廃棄されるレザーを活用し、土に還る革製品を提案します。ステイタスやファッション性だけでなく、環境への配慮を表現した革製品の数々が展示されるとのことで、今からその内容が楽しみです。
土に還る革製品とは?
ctanの展示内容には、全てが土に還るお財布や帽子、ケース、ゴミ箱など、様々な革製品がラインナップされます。これらはすべて、牛の皮を余すところなく使用し、自然に戻る仕組みづくりを追求したものです。これにより、動物の命を無駄にせず、ファッションの分野に新たな価値を提供しています。普段は見過ごされがちな、キズやシワのある皮も「個性」として捉え、製品化しているのが特長です。
コンセプトと製品の背景
ctanの考えは、牛革が食肉の副産物であることから始まります。肉や骨など他の部位は有効活用される中で、革製品を作る過程で大量のレザーが廃棄されることに目を向け、ctanはそこに革新をもたらすべく立ち上がりました。プラスチックフリーやメタルフリーなどの視点から、サステナブルに生産された革製品で、地球と調和した社会を目指しています。
2025年大阪・関西万博での展示概要
万博会場内の大阪ヘルスケアパビリオンにて、2025年6月10日から6月16日にかけて、ctanの製品が展示されます。この展示スペースでは、「未来の生活スタイル」をテーマに、動物と地球の循環に寄り添った革新を示すことを目的としています。
使用素材の選定
ctanの製品は、動物の皮だけでなく裏地や留め具、製造で使われる糸や接着剤にまで細心の配慮がなされています。オーガニックコットンや植物由来の素材を活用することで、環境負荷の少ない循環型製品を実現します。
企業の成り立ちと未来展望
株式会社ナダヤは、1960年の創業以来、大阪を拠点に革製品を展開してきました。サステナビリティやキャッシュレス化が進行する中、様々な施策を取り入れながら革製品の未来を切り開いています。ctanブランドは、革製品の製造を通じて新しい価値観を提案し、地球に優しい循環型社会を目指した取り組みを進めています。
まとめ
2025年6月に行われる大阪・関西万博でのctanの展示は、革製品業界の新たな潮流を感じさせるものです。廃棄レザーの有効活用と循環型社会のビジョンを持ったctanの姿勢は、今後のファッション業界においても注目すべき方向性となるでしょう。多くの人々がこの展示を通じて、持続可能な未来を考えるきっかけとなることを期待しています。