ソニックウォールが新たに提供するMPSSライセンスとは
ソニックウォール・ジャパン株式会社(東京・港区、代表取締役社長:北川剛)は、マネージドサービスプロバイダー(MSP)向けの新しい運用支援ライセンス「Managed Protection Service Suite(MPSS)」の提供を発表しました。このライセンスは、海外市場で既に高く評価されているSonicWallのマネージドファイアウォール監視・管理サービスを、日本国内のMSPを通じてお客様に届けるものです。
セキュリティ運用の課題とMPSSの必要性
ネットワークのセキュリティを守る上で、ファイアウォールの重要性は非常に高いですが、その導入後も細やかな監視や設定、定期的なファームウェアの更新、脆弱性パッチの適用などが求められます。最近のガートナー社によると、設定ミスによる侵害は60%に達するとのこと。さらに、SonicWallの脅威レポートでは、脆弱性悪用までの平均時間が48時間、パッチ適用までの平均期間が120日となっています。
多くの中小企業はこれらの業務をMSPに委託していますが、MSP側では限られた人員で複数の顧客や多数のデバイスを管理するという課題があります。このような背景を受けて、MPSSは効率的かつ高品質なセキュリティ運用を行うために開発されました。
MPSSの主な特徴
MPSSはSonicWallの専門チームによって、ファイアウォールの状態を常時モニタリングし、運用に必要なファームウェアやパッチの最新化、ヘルスチェック、運用レポート作成等を包括的に支援します。具体的なメリットは以下の通りです:
- - 既存のNOC業務を支援:アラートの見逃しやパッチ適用漏れを軽減。
- - エンジニアリソースの最適化:レポート分析等の作業負担が軽減され、新規ビジネスや顧客対応に集中可能。
- - ビジネスのスケールアップを実現:限られたリソースでより多くの顧客・デバイスを管理可能。
- - 継続的な付加価値提供:毎月のヘルスチェックや生産性レポートを通じた可視化・最適化支援。
また、MPSSは第7世代以降の全てのSonicWallファイアウォールおよびTZ80モデルに対応しています。
代表取締役社長のコメント
「国内でのIT・セキュリティ人材は慢性的に不足しており、マネージドサービスの需要は増加しています。MPSSはMSPが顧客のセキュリティを効率よく維持し、持続可能なビジネスの成長を支えるための設計がされています。今回の提供開始により、日本のMSP市場に新たな価値を提供できることが嬉しいです。」と、代表取締役社長の北川氏は述べています。
提供開始とお問合せについて
MPSSライセンスは、2025年12月より日本国内のSonicWall MSPパートナーを通じて提供が開始されます。詳細はSonicWallのアカウントマネージャーまたは販売代理店にお問い合わせください。最新情報については、
SonicWallの公式ウェブサイトを確認することができます。
ソニックウォールの紹介
ソニックウォールは、サイバーセキュリティの先駆者として30年以上の実績を誇ります。クラウド環境、ハイブリッドネットワーク、従来型ネットワークの整合性を保ちながらリアルタイムでセキュリティを構築・管理し、攻撃に対抗します。独自の脅威研究センターを持ち、企業や行政機関、中小企業に対して短時間で経済的にセキュリティソリューションを提供し続けています。詳細については、SonicWallの公式ウェブサイトをチェックしてください。また、SNSでも情報を発信しています。