株式会社RYODEN、Microshare Inc.とのグローバル提携を発表
株式会社RYODENは、アメリカ・ペンシルベニア州に本社を置くIoTデータプラットフォーム企業Microshare Inc.に対して、Convertible Noteを利用した出資を行いました。この出資に伴い、Microshare社が所有するAI駆動型の統合監視システム「EverSmart™Pest」と、RYODENが日本で展開するネズミ・害虫の遠隔監視ソリューション「Pescle」間での機能統合に基づくグローバルな戦略的提携を結ぶことも合意しました。
出資の背景と目的
この提携を通じて、RYODENは自身の技術とMicroshare社の広範な販売ネットワークを活用することで、競争優位性の向上を図ります。特に、無駄を省いたデータ活用と、遠隔監視による早期発見が重要となる害獣・害虫に関連するペストコントロール業界で、日々の業務を効率化する取り組みが期待されています。出資と提携を通じて、両社はグローバル規模での事業機会を最大化し、関係者全てに恩恵をもたらすことを目指します。
EverSmart™Pestとは
Microshare社の提供する「EverSmart™Pest」は、ペストコントロール関連データを一元化して整理することで、効果的な評価を可能にするプラットフォームです。このシステムは、各種データが分散している従来の課題を解決し、ペストコントロールの効率を大幅に向上させることに寄与します。
RYODENの「Pescle」ソリューション
一方、RYODENが展開する「Pescle」は、AIとIoTを駆使して害獣・害虫を遠隔監視し、サステナブルな衛生環境の構築をサポートするサブスクリプション型サービスです。特に、食品工場や医薬品工場など、厳格な衛生管理が求められる業界での導入が進んでおり、現在では3年で2,000台以上のカメラセンサが稼働しています。これにより、害獣・害虫の発生を早期に発見し、その原因を分析することで、現場で行われるペストコントロール業務の品質向上に貢献しています。
RYODENの今後の展望
株式会社RYODENは「人とテクノロジーをつなぐ力で『ワクワク』をカタチにする」を企業の目的として掲げており、未来を共創するエクセレントカンパニーを目指しています。2000社以上のパートナー企業と協力しながら、新技術の融合を重視し、社会課題へのソリューションを提供しています。また、基幹事業であるFAシステムや冷熱ビルシステム、エレクトロニクスを基盤に、スマートアグリや医療IT化といった分野でも果敢に挑戦し、新たな未来の創造に取り組んでいます。
このように、RYODENはMicroshare社との提携を通じて、国際的な競争力をさらに高め、害虫・害獣管理の効果を向上させるべく取り組んでいくことでしょう。今後の展開に、業界全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)が進むことが期待されます。