海老名発の新しいクラフトビールブランドが登場
2025年4月9日から4月13日まで、幕張メッセにて開催される日本最大級のビールイベント『ビアEXPO2025』に、100年の歴史を持つベーカリーが手掛けるクラフトビールブランド『Better life with upcycle』が出展します。神奈川県海老名市に本拠地を置くこのブランドは、地域の素材を活かしたサステナブルなビール造りに取り組んでいます。
Better life with upcycleとは?
『Better life with upcycle』は、1923年に創業されたベーカリーの理念を基にしたクラフトビールブランドです。食品ロスである素材たちの魅力を最大限に引き出し、全てのビールにサステナブルな要素を取り入れています。特に、パンの耳(クラスト)をモルトの一部に使用することで、新しい味わいのビールを製造しています。これにより、環境意識を持ちながらも楽しく飲むことを提案しています。
醸造長の伊藤将広が目指すビール
醸造長の伊藤将広氏は大学で醸造学を学び、以来様々なスタイルのビールを手がけてきました。彼は2019年から大阪のブルワリーで経験を積み、2024年に『Better life with upcycle』に移籍しました。伊藤氏はブルワリーの急増に伴い、食材の廃棄物を意識したビールづくりに精力的に取り組んでいるのです。彼が醸造するビールは、食パンの切れ端を使ったものが特徴で、これまでにも国内外の品評会での受賞歴を持っています。
イベントでの展示内容やコラボレーション商品
『ビアEXPO2025』では、同品牌のブース(イベントホール3K-33)にて、伊藤氏が手がけた様々なビールを試飲できる機会があります。たとえば、愛媛県産の有機無農薬伊予柑を利用した「Iyokan Saison」は、若々しい香りが楽しめるフルーツビールです。このように、他の企業や団体とのコラボレーション商品も順次発表されているため、訪れた方は様々な新しい味わいを楽しむことができます。
過去のメディア掲載と今後の展望
このブランドは、NHKや日本テレビ、各種雑誌での取り上げも多く、メディアから高い評価を受けています。近年では、テレビやラジオ、雑誌に登場することで、全国の消費者にその魅力を広げています。また、食品ロス素材の活用についての相談も受け付けており、地域の企業との協力を進めています。
まとめ
『Better life with upcycle』は、地域に根ざしたサステナブルなビールブランドとして、日本のクラフトビールシーンに新たな風を吹き込んでいます。ビアEXPO2025での出展を通じて、多くの人々にその美味しさと理念を体験してもらえる稀有な機会となるでしょう。ぜひ、海老名から生まれたこの新しいクラフトビールを楽しんでみてください!