HALシリーズ復刻
2025-10-02 16:26:50

倉俣史朗デザインの「HAL」シリーズが復刻、IXCが新たな時代へ

倉俣史朗デザインの「HAL」シリーズが復刻



株式会社カッシーナ・イクスシー(本社:東京都港区)が2025年10月16日より、自社の直営店にて新作コレクションを展示発表します。この新コレクションに注目されるのが、インテリアデザイナー倉俣史朗の代表作「HAL2(ハル2)」チェアとテーブルの復刻です。

50周年を迎えるIXCのリブランディング



2025年という年は、IXCにとって特別な意味を持ちます。創業から50周年を迎えるこの年、IXCは新たなビジョン「Emotional Minimalism(エモーショナル・ミニマリズム)」を掲げ、リブランディングを進めています。過去の作品を未来へとつなげるためのプロジェクトとして、この「HAL」シリーズの復刻が行われることとなりました。3月にはGamFratesi(ガムフラテージ)による新作コレクションが発表され、彼らの創造性を体現する次のステップとして、倉俣史朗の作品が選ばれました。

倉俣史朗とIXCの出会い



倉俣史朗は、インテリアデザイナーとしてのキャリアを積む中で、店舗デザインや家具をアートとして探求してきました。その彼の革新的なデザインに魅了されたのが、カッシーナ・イクスシーの創業者、武藤重遠氏です。武藤は倉俣のアート性に強く共鳴し、彼の作品を広く世に知らしめたいと考えました。こうして生まれたのが1989年に発表された「HAL2」チェアやテーブルです。

「HAL2チェア」の特徴



「HAL2」チェアは1980年代の日本デザインにおいて、革新性を象徴する作品です。背もたれには、金属を網目状に加工したエキスパンドメタルが用いられており、視覚的軽快感と構造的強度を兼ね備えています。スチールフレームに組み合わされた座面にはOSBボードとクッションシートを使用し、機能性と快適性を確保。倉俣が求めた「かたちと詩情の融合」がこの椅子には見事に具現化されています。

「HAL2テーブル」の魅力



「HAL2」テーブルも1989年にデザインされたもので、天板にはチェアに共通するOSBボードが使われ、独特のテクスチャーが個性的な印象を与えます。脚部は光沢感のあるクロム仕上げで、視覚的にもシャープさが際立つデザイン。特に魅力的なのは、床に向かって交差するような脚のデザインで、軽やかさと安定感を両立させています。

現代のライフスタイルに溶け込むデザイン



「HAL2」チェアとテーブルは、カフェテーブルやサイドテーブルとしても利用できるサイズ感を持ち、毎日の生活に自然に溶け込みます。特にこのシリーズのデザインは、アートピースとしての存在感も持ち合わせており、どのような空間でもその特異な魅力を放っています。デザイン愛好者はもちろん、現代の生活空間に新たな感性をもたらすことは間違いありません。

倉俣史朗の影響



倉俣史朗は、1934年に東京で生まれ、彼のデザイン事務所を1965年に設立。その後、日本だけでなく国際的にも多くの評価を得てきました。彼が用いる非伝統的な素材とデザインの斬新さは、当時から多くのクリエイターに影響を与え、今なおその影響は色褪せることなく続いています。

まとめ



2025年10月16日より、IXCの直営店で発表される「HAL」シリーズの復刻は、倉俣史朗のデザインがどのように現代に再現されるのか、多くの人々が注目することでしょう。このプロジェクトによって、彼の独創的なデザイン理念が新たな形で蘇り、現代のライフスタイルに融合していく姿をお楽しみに。


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会社情報

会社名
株式会社カッシーナ・イクスシー
住所
東京都港区南青山2-13-10ユニマットアネックス 4F
電話番号
03-6439-1360

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