那須大亮氏が語る! 夢を追う力と人生設計
2023年3月11日、大阪経済大学で開催された講演会に元プロサッカー選手でYouTuberの那須大亮氏を迎え、「夢を追い続けるために ~元プロサッカー選手が語る、人生設計とキャリアプラン~」というタイトルでの講演が行われました。
この講演は本学の体育会クラブの学生を対象にしたアスリート講演会の一環として実施されました。那須氏は、講演前にサッカー部の練習に参加し、直接学生たちと触れ合う機会を持ちました。
講演の始まり
講演では、那須氏の中学時代のエピソードからスタート。彼は「身長は高かったけど足は遅かった」と振り返りながら、平凡な選手だった当時の自分が恩師との出会いをきっかけに意識が変わったことを話しました。その結果、練習の質と量の向上へとつながり、自分の強みを構築するために日々練習プログラムを作成し、鹿児島実業高校や駒澤大学に進学しました。
大学ではU-19日本代表に選ばれ、全日本大学サッカー選手権大会でも優勝を果たします。プロの道を模索する中で、特に強い情熱から、横浜F・マリノスの強化部に自らアプローチしたという経験についても触れました。
プロデビューへの道
2002年、大学3年生の時に横浜F・マリノスでプロデビュー。その後は、2013年から所属した浦和レッズで、自身初の公式戦4試合連続得点を達成し、Jリーグベストイレブンにも選出されるなど輝かしい実績を残しました。
そんな中で、挫折や苦難も経験。しかし、那須氏は「挫折は成長できるタイミングでもある」と語り、ポジティブな考え方の重要性を強調しました。
仕事の本質について
約18年間のプロ生活を通じて学んだ「仕事の本質」に関するエピソードも語ってくれました。特に、浦和レッズのサポーターから受けた影響について、「一緒に戦いましょう」というメッセージが心に残ったと話します。これにより、彼は自分がどれだけ多くの人々に支えられているかを実感し、表現者としての役割を認識したそうです。
学生へのメッセージ
講演中、那須氏は自らの経験を通じて、学生たちに人間力を磨く重要性も訴えました。特に一流選手に必要な資質として、感謝の気持ちを持ち続けることを挙げました。挑戦を続ける中でも、小さなことに感謝する心を持つことが大切だと説きました。
質疑応答では、「大学生に戻れるなら何をしますか?」という質問について、語学を学びたいという率直な答えが返ってきました。この内容は、参加した学生たちにとって非常に響くものでした。
講演の締めくくり
個別の質疑応答タイムを経て、講演会は終了。那須氏を囲んでの記念撮影を経て、学生たちは彼の熱意や経験から大いに刺激を受けたことでしょう。サッカーに打ち込む学生たちにとって、那須氏のリアルなストーリーは、自分自身の取り組み方を見直す貴重なきっかけとなりました。