障がい者の自立を支える就労継続支援B型「ジョブシエ」がフランチャイズオーナーを募集

就労継続支援B型事業所「ジョブシエ」とは

名古屋市を拠点に活動する株式会社ジョブシエは、2021年6月に設立され、障がい者向けの就労支援に特化した事業を展開しています。具体的には、就労支援が必要な障がい者の方々に対し、様々な活動を通じて自立を目指すサポートを行っています。事業所の名称には、「仕事（ジョブ）」と「支援（シエ）」を組み合わせた意味が込められており、支援プログラムの一環としてEC販売事業を展開しています。

就労継続支援の概要

就労継続支援とは、障がいや病気のために一般企業での雇用が難しい方々を対象とした福祉サービスであり、「工賃」を通じて働くことができる場を提供します。特にB型事業所では、利用者との雇用契約はなく、自分のペースで働くことが可能です。これにより、自立した生活を実現するための道を模索することができます。しかし、全国平均の工賃月額が16,369円に留まるなど、賃金向上は重要な課題です。

事業を支える取り組み

「ジョブシエ」の取り組みとして、物販事業のノウハウを活かし、障がい者が知識や技能を身につけるための支援を行います。具体的には、日本製の中古フィルムカメラを海外へ向けて販売し、事業所の安定した経営を図りつつ、利用者に対して報酬を分配しています。また、フィルムカメラの寄付を受け付けており、これらの資源を活用したビジネスモデルを構築しています。

支援内容

「ジョブシエ」では、ECサイトの運営や商品の梱包、清掃、顧客対応など、様々な作業が行われています。利用者は、自身の能力やペースに合わせて参加できるため、ストレスなく作業に従事することができます。さらに、海外市場に目を向けた越境ECという新しい視点からも活動しています。

フランチャイズオーナーの募集

2021年11月11日より、就労継続支援B型事業所「ジョブシエ」は、フランチャイズ展開に向けたオーナーを募集します。今回の募集は3枠に限定されており、特に東海地域を対象としています。興味がある方は、ぜひ募集ページを訪れて詳細を確認してください。

代表者のコメント

代表の青山千裕氏は、海外から見た日本の中古品の価値についても言及しています。支援活動を通じて、廃棄されるはずだった商品に新しい価値を付け加える事業の意義を説いています。また、英語のスキルが不足している利用者には専門スタッフのサポートも提供し、安心して働ける環境を整えています。「ジョブシエ」は、障がい者の就労支援に新たな可能性を見出しつつ、自立した生活を実現するための取り組みを続けています。