人の指のように繊細な作業を可能にする「視触覚」ロボットハンドが進化!
大学発の革新的技術を駆使し、ロボットや機械の適用範囲を広げ、社会課題解決を目指す株式会社FingerVisionは、自動車、電気機器、素材、半導体、物流、医療など幅広い業界に向けて、視触覚ロボットハンドの新製品ラインナップを発表しました。
従来の「1種類のサイズ・形状」と「2種類の触覚情報(力、滑り)」を標準とした製品に加え、新製品では、フィンガーのサイズや形状、視触覚情報のバリエーションが大幅に拡大。多様なニーズに対応できるようになりました。
従来モデルとの違い
FingerVisionの視触覚ロボットハンドは、従来モデルでは実現できなかった、より繊細で複雑な作業を可能にしました。主な違いは以下の通りです。
フィンガーのサイズ・形状の種類 | 1種類 | 4種類から選択 (6/27時点) 順次追加ローンチ予定 |
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フィンガーのみの追加購入・交換 | 個別対応 or できない | フィンガーのみ追加購入可能 交換可能 |
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フィンガー表面の材質 | シリコンスキン | シリコンスキン シリコンなし(金属) |
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視触覚情報 | 2種類 | 2種類 (6/27時点) 順次追加ローンチ、購入後アップデート可能 |
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カスタマイズ性 | 個別注文 or できない | 受付可能 (※程度感はあります) |
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価格 | 定価のみ | 価格を抑えたエントリーモデル (期間限定) 定価+フィンガー追加購入 |
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柔軟な対応力!多種多様なニーズに対応
従来モデルでは、1種類のフィンガーで様々なワーク(不定形・多品種、柔らかい、偏荷重が起きる、もろいなど)のハンドリングを実現していましたが、「XXな工程で」、「XXな対象物を」、「XXのよう扱いたい」というニーズは、業界や事業、製品によって千差万別です。
例えば、従来のフィンガーでは大きすぎる、厚みがあるため実際にワークを持てたとしても生産ラインに本導入するにはネックとなる、などの課題がありました。
そこで、FingerVisionは、フィンガーを様々なサイズや形状の中から「選べる」、「交換できる」、「機能拡張できる」、「カスタマイズできる」ことを可能にしました。これにより、お客様が抱える課題やニーズに対して、最適な視触覚ロボットハンドを選択することができます。
さらに、期間限定で、初期費用を抑えたエントリーモデルを用意することで、多くの皆様に試していただける環境を整えました。
4つの標準ラインナップ
FingerVisionは、様々なニーズに対応するため、4つの標準ラインナップを展開しています。
Cyl1:局面形状の把持面により、円筒形のワークやブラシ、小型のウエハなどのハンドリングを実現します。
SS2:人の指先よりも細い形状で、バラ積みピッキング時/プレーシング時のスペースが狭い場合や、小型ワークへの汎用的な対応を実現します。
α on β:グリッパからの距離を近くすることで把持力をロスなく伝達できるようになります。従来形状のバージョンアップタイプであり、今まで同様の汎用性を実現します。
M6:食品業界の「おかず盛付ロボット※」に使用されているフィンガーと同形状(ただし、取り外し機構なし)。カップ状かつ把持面に凹凸を作ることで摩擦を作り、食材に代表される柔らかく、不定形なワークに対して、少ない把持力でのナイーブなハンドリングを実現します。
カスタマイズ例:さらなる可能性
FingerVisionでは、標準ラインナップに加え、お客様のニーズに合わせて、カスタマイズにも対応しています。
L1:手のひらサイズの大きめの把持面により、より多くの面をワークと接触させることで、少ない把持力でのハンドリングが可能になります。これにより大きいサイズのワークや、摩擦が少ない場合でも安定したハンドリングを実現します。
D2:すくい上げる形状を作ることで、平らな形状や脆いワークなどのハンドリングを実現します。
未来への進化:更なる発展
FingerVisionは、今後も様々なフィンガーや視触覚情報を随時ラインナップに追加していく予定です。新製品に関する情報が必要な方は、SNSやPRTIMEをフォローしてください。
会社概要
社名: 株式会社FingerVision
代表取締役: 濃野友紀
開発拠点: 東京都江東区東陽二丁目4番1 4号 三井ウッディビル1F 京都府京都市下京区朱雀宝蔵町73-1 ライトワンビル1F
設立: 2021年10月
会社HP: https://www.fingervision.jp/
YouTube: https://www.youtube.com/channel/UCRgZuTJvDxjD_7ta03BRQFA
LinkedIn: https://www.linkedin.com/company/fingervision/
X/Twitter: https://twitter.com/Yuki_Nono_fv
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メール:
[email protected]
技術概要
FingerVisionのコア技術は、「画像(カメラ)をベースに触覚を再現する」という革新的な技術です。ロボットハンド等の指先に搭載することで、触覚(力や滑りの分布等)を知覚することができ、まるで人が「手のひら」を使って物体を扱うように、ロボットを制御できます。
高機能(高分解能・マルチモダリティ)でありながら、経済性に優れる実用性の高さが特徴です。「触覚」センサと言いつつも、把持対象物を見る(視覚)モダリティも備えた、全く新しいコンセプトの「視触覚センサ」であり、ロボットと組み合わせたプロセス自動化だけでなく、無限の応用可能性を秘めています。