平和の重要性を考える「ピースフェス2026」が開催
2023年7月4日、東京の新宿区にある生活協同組合パルシステム東京の本部会議室で、「ピースフェス2026」が行われました。このイベントには、伊ラン出身のサヘル・ローズさん、ウクライナ出身のトロプチン・ニキタさんなどが参加し、約150人の参加者が集まりました。主な目的は、世界で起きる戦争や社会の分断によって影響を受ける人々に思いを寄せる重要性を再認識することです。
報道されない世界の現実
イベントには、パルシステム東京が共同支援を行っている7つのNGO団体も参加しました。アフガニスタンやイラク、タイ、カンボジアなどで、教育や医療、生活環境改善に向けた取り組みを行うこれら団体の代表がそれぞれの活動内容について紹介しました。また、参加者には各地域の文化や状況に関するクイズも用意され、募金を通じて実現したプロジェクトの成果について報告されました。
会場内では「ワールド・バザール」が展開され、現地の民芸品や物産が展示されていました。参加者は民族衣装を試着するなど、支援地域の文化を体感しながら、地域の人々の生活や現状をより身近に感じる機会としました。これにより、普段のニュースでは伝えきれない「今」を知ることができました。
イランとウクライナの視点
トークセッションには、実際に戦争の影響を受けたサヘル・ローズさんとニキタさんが登壇しました。サヘルさんはイランで戦争孤児として育ち、日本で新たな生活を築いています。一方、ニキタさんはロシア侵攻の影響を受けたウクライナから留学してきました。彼らは、日本にいる今の自分たちがどのようにして平和を伝えることができるのかに焦点を当て、それぞれの経験を語りました。
ニキタさんは「祖国にとどまっていれば、ボランティア活動ができたかもしれないが、日本で学ぶことが、ウクライナの現状を伝える最良の手段だと感じています」と述べました。特に、SNSの普及によって情報が溢れる現代において、正しい情報を選び取ることの重要性を強調しました。
報道と平和の意味
サヘルさんは、最近のウクライナでの攻撃の激化について語り、報道の現況に疑問を呈しました。特に国際的なイベントが注目される時期に、平和や戦争の現実が忘れ去られることに懸念の声を上げました。「私たちは情報を得るためのフィルターを持つ必要があります。そのためには、自ら思考し、真実を見極める力が求められます」と訴えました。
このような経験を聞くことで、参加者は自らが何をするべきか考える機会を得たのです。「平和は当たり前ではない」とのメッセージが、イベントを通じて広がりました。
支援活動の継続
生活協同組合パルシステム東京は1996年から、饑餓や紛争に苦しむ子どもたちに対する支援を行っており、2025年度には全国の利用者から1390万円以上の寄付が集まり、7つの団体を通じてしっかりと活用されています。
このように、「ピースフェス」は毎年開催され、平和について考えるきっかけを提供し続けています。今後も、地域の課題を認識し、平和な社会の実現に向けた取り組みが進んでいくことが期待されます。
詳しい活動内容はこちらから
—生活協同組合パルシステム東京の詳細—
所在地:東京都新宿区大久保2-2-6 ラクアス東新宿
理事長:西村陽子
出資金:227.7億円
組合員数:53.8万人
総事業高:913.0億円(2026年3月末日時点)
公式サイト