JAアクセラレータープログラム 第2期が壮大に成果を発表
JAグループが主催する「JAアクセラレータープログラム」の第2期が、2020年11月12日に行われた成果発表会を経て、集中的な活動の一端を披露しました。このプログラムは、新しいビジネスの創出を目指してスタートアップにさまざまな支援を行い、特に「食と農とくらしのイノベーション」をテーマにしています。
JAアクセラレータープログラムとは
JAアクセラレータープログラムは、JAグループが持つリソースを活用して、スタートアップ企業をサポートするものです。農業、食、暮らしに関連するビジネスプランを募集し、その中から選ばれた企業が新たなプロジェクトを展開していきます。第2期では161件の応募があり、8社のスタートアップが選ばれました。これらの企業は、AgTech、FoodTech、LifeTech、FinTechなど、さまざまな分野で新しいアイデアを持ち寄りました。
成果発表会の詳細
成果発表会は、2020年11月13日18時からAgVenture LabのYouTubeチャンネルで生配信されました。このイベントでは、各スタートアップが自社のビジネスプランを発表し、投資家や関心を持つ人々との関わりを深める貴重な場となりました。発表された企業には、特定技能人材のスポット派遣を行う株式会社シェアグリや、ドローン航行のための上空シェアサービスを展開する株式会社トルビズオンなど、多様なビジネスが揃いました。
発表企業の概要
- - 株式会社シェアグリ:特定技能人材のスポット派遣によって労働力不足を解消することを目指しています。
- - 株式会社トルビズオン:ドローン航行を可能にするための上空シェアサービス「sora:share」を提供。
- - AGRIST株式会社:農業の人手不足をAIやロボット技術を活用することで解消します。
- - テラスマイル株式会社:スマート農業を見える化し、新しい農業経営のスタイルを全国に広めようとしています。
- - 株式会社グリーンエース:粉末化技術で食材の不足とフードロス問題に挑戦。
- - 株式会社CuboRex:手押し車の電動化キットを開発し、中山間地農業の負担を軽減します。
- - myProduct株式会社:地域の観光体験を企画・開発し、手軽に予約できるサービスを展開。
- - 株式会社Agrihub:エンジニア農家による栽培管理アプリで、農業のDXを推進します。
AgVenture Labの役割
AgVenture Labは、JAグループ各社が共同出資して設立された新たなインキュベーションスペースです。地域課題を解決しつつ、次世代の農業を育てることをコンセプトに、スタートアップ企業や大学、行政と密に連携しています。
これまでの活動を通じて、JAグループは農業や地方の社会的課題に向き合い、新しい価値の創出に挑戦し続けています。今後の展開にも期待が寄せられています。