四国の住みここちと住みたい街、2024年版ランキングが発表

住みここちと住みたい街ランキング2024発表

大東建託株式会社が実施した2024年の居住満足度調査において、四国地域の「街の住みここちランキング」と「住みたい街ランキング」が発表されました。興味深い結果が続々と寄せられ、地域の住環境に対する評価が明らかになりました。

街の住みここちランキング

2024年の結果によると、住みここちランキングで1位に選ばれたのは香川県綾歌郡宇多津町です。この町は、瀬戸内海に面した場所に位置し、近年は商業施設や住宅地の開発が進んでいます。特に高さ158mの「ゴールドタワー」がランドマークとなり、観光名所としても注目されています。昨年は3位だった宇多津町が、今年見事に1位の座をつかみました。

続く2位には愛媛県松山市、3位には香川県高松市が入っています。松山市は地元文化と豊かな自然が共存する魅力的な都市で、多くの人々に支持されています。一方で、郡部の町でも好結果が見られ、徳島市に隣接する板野郡北島町や、高松市に近い木田郡三木町など、都市に近い地域が上位にランクインしました。

住みたい街ランキング

「住みたい街ランキング」においても、愛媛県松山市が1位に輝きました。これで5年連続の快挙です。2位には東京23区と香川県高松市が同率で入っています。松山市の人気の理由は、豊かな生活環境と文化的な魅力が根強いことが背景にあると考えられます。

また、「今住んでいる街に住み続けたい」との肯定的な回答は76.5%を誇り、多くの人が現在の住環境に満足していることがうかがえます。

因子別順位と評価

ランキングの評価は、居住者から得られたさまざまな因子によって構成されています。交通利便性では愛媛県東温市が2位、行政サービスでも同じく東温市が2位になっており、住民の高評価が印象的でした。また、静かさと治安においては高知県高岡郡佐川町が1位を獲得しました。

物価家賃の安定度に関しては徳島県板野郡板野町が1位に選ばれ、住みやすさが強調されました。防災においては高知県香美市が1位を獲得し、地域の安全性向上に寄与しています。

調査の背景

今回の調査は、2020年から2024年にかけて実施され、2万人以上の居住者からの回答を基にしています。特に男女比や世代比が考慮された結果は、地域の多様性やニーズを反映していると言えるでしょう。

調査を行った大東建託株式会社は、信頼性の高い研究を通じて地域発展に貢献し、データを提供しています。詳細情報は公式ウェブサイトにて確認できます。