国際女性デーに「Wダイアローグ」開催:女性活躍推進の新たな一歩
2025年3月8日の国際女性デーを前に、株式会社商船三井とJFEスチール株式会社が共同で開催した「Wダイアローグ」が、女性の活躍促進に向けた意義深いイベントとなりました。本イベントは、両社の社員が集まり、ダイバーシティやエクイティについて意見を交わす貴重な機会となりました。
このイベントには、約250名の参加者が対面とオンラインで集まり、女性の活躍推進やDE&Iの取り組みを共有することを目的としました。イベントの冒頭では、主催者から各社の取り組みが紹介され、その後、両社の女性役員によるトークセッションが行われ、経営戦略における女性の役割について語られました。
特に、JFEホールディングスの監査役、秋本なかば氏の言葉が印象的でした。「DE&I推進は性別に依存せず、一人ひとりが持つ力を引き出すものだが、女性には未だに多くのハンデが存在する。これらのハンデを取り除く必要がある」と述べ、長期的な視野での人材確保と活用の重要性を強調しました。
商船三井からは取締役の毛呂准子氏が登壇し、「日本も北欧のように全員が活躍できる社会を目指さなければならない。個人のキャリアは多様化しているため、リーダーは、部下や後輩を自身の価値観で判断せず、信頼関係を築きながら対話を心掛けるべきだ」と参加者に呼びかけました。
イベントの後半では、両社で働く若手社員4名が登壇し、自らのキャリアや多様性についての体験を共有しました。パネルディスカッションを通じて、彼らは男女の役割やキャリア形成における課題についても意見を述べ、場は活気に溢れました。さらには参加者同士による少人数の対話会も行われ、各自の意見をしっかりと交換する場となりました。
この「Wダイアローグ」は、男女の平等やダイバーシティの重要性を再確認するだけでなく、企業の枠を超えた交流を通じて、多様な人駆動の組織文化を築くための一環として機能しました。
今後も両社は、社員が最大限にその能力を発揮できるような職場環境の構築に注力していきます。国連が定めた国際女性デーは、女性の権利やエンパワーメントを再認識する重要な日であり、私たち一人一人がその意義を考え、行動する必要があります。
2025年は「すべての女性と少女のために ― 権利、平等、エンパワーメントを」というテーマの下に、さらなる進展が期待されます。私たちが目指す多様な人材が活躍できる組織は、未来を切り拓く力となるに違いありません。