2025年新卒の初任給事情
2025-04-25 10:25:25

2025年新社会人の初任給重視と使い道に関する調査結果

新社会人の初任給が注目される理由と結果



株式会社学情が実施したインターネット調査によれば、2025年に入社する新社会人の半数以上が初任給を重視して企業を選んでいることが明らかになりました。この結果は、物価高や人手不足感の影響を受けて、より多くの企業が初任給の引き上げを行っている背景と呼応しています。

初任給を重視する新社会人の姿



調査によれば、2025年入社予定の新社会人の中で42.8%が入社の決定要因として「初任給」を重視していると回答しました。「重視した」と「どちらかというと重視した」の合計がこの数字を占めています。一方、「重視しなかった」という回答は32.1%にとどまり、初任給が企業選びの重要な要素になっていることが分かります。

特に入社を決定する際に、若い世代は企業から受け取る報酬に対して敏感であることが示されています。これは、社会的な状況が影響を及ぼしていると考えられ、安定した収入を求める声が高まる背景には、生活費の上昇や将来への不安が潜んでいます。

初任給の上昇と新社会人の感触



次に、新社会人に枠を広げ、初任給が前年より上昇したと感じている割合を尋ねたところ、「上がった」との回答は14.3%に留まりました。これに対し、初任給が上がっていない、または分からないと答えた人が各42.9%に達し、多くの新社会人が自らの初任給がどのように変動したのかを実感していない状況が見受けられます。

この現象は、初任給の上昇があまり多くの新社会人の目に見えているわけではないことを示しており、企業の人材投資の実態とは裏腹があることも考えられます。

初任給の使い道に関する傾向



最後に、新社会人が初任給をどのように使いたいと考えているかについても調査しました。その結果、使い道のトップは「貯金」で、60.7%の人々がこの選択肢を選びました。新しい生活を始めるにあたって、貯蓄への意識が高まっていることが明らかです。

続いて、「自己投資」が32.1%、そして「新生活の準備」が28.6%と続きます。さらに「家族へのプレゼント」や「自分へのプレゼント」がそれぞれ25.0%、21.4%と、多様な使い道が考えられています。この結果から、新社会人は貯蓄の他にも、自分自身を成長させたり、家族とのつながりを大切にしたりする意識があることが分かります。

調査の背景と意義



今回の調査は、物価高やアフターコロナ時代の新たな働く意識の高まりを反映しているものといえるでしょう。特に、初任給が重視されるようになった背景には、さまざまな社会の側面があることを理解するための重要なデータとなります。未来の選択肢を見据えた若い世代に寄り添うためには、こうした調査結果を基にした理解が必要です。

株式会社学情は、20代・30代の社会人や学生を対象とした転職、就職支援を行っており、今後も若い世代の雇用環境やキャリア形成に貢献していくことが期待されています。



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会社情報

会社名
株式会社学情
住所
東京都中央区銀座6-10-1GINZA SIX9階
電話番号
03-6775-4510

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