2025年2月のアルバイト平均時給、東西で明暗分かれる

2025年2月のパート・アルバイト平均時給データ

2025年2月のパート・アルバイトの時給について、株式会社アイデムが発表した最新情報をもとに、東日本と西日本エリアの傾向を詳しく見ていきましょう。

東日本と西日本の平均時給

まず、全国的な平均時給を見てみると、東日本エリアの平均時給は1,233円で、前年同月比で55円増加しました。これに対し、西日本エリアの平均時給は1,188円、前年同月比で63円の増加となりました。このように、両エリアともに時給が上昇しているものの、東日本がやや高い水準となっています。

実際の職種別では、東日本全体において「専門・技術職」が平均1,344円、次いで「清掃・メンテナンス職」が1,226円、「事務職」が1,224円と続きます。販売・接客サービス職も上昇しており、1,201円となっています。一方で、西日本エリアでは「専門・技術職」が最高の1,364円に達し、他の職種でも全体的にプラスの傾向が見られています。特に「製造関連・ドライバー職」の時給が1,167円で、大きな増加を記録しました。

千葉県の特異な動向

千葉県においては、「販売・接客サービス職」が前年同月比で18ヵ月連続プラスを記録しており、これは非常に注目すべきデータです。具体的には、千葉県の時給は1,183円で、前年同月比で51円の増加となっています。このような傾向が続くことで、地域の労働市場においてもポジティブな影響が期待できます。

関東エリアの詳細

関東4都県の平均時給は1,251円で、前年同月比54円の増加。都県別では、東京都が1,283円で最高値を記録しており、次いで神奈川県が1,268円、埼玉県が1,196円、千葉県が1,183円となっています。どの都県も前年同月比でプラスとなっていることが特徴です。

ここで注目すべきは、関東エリア全体および各都県での職種ごとの時給の動向です。「専門・技術職」が最も高い結果を出し、飲食や販売の職種も上昇しています。ただし、「製造関連・ドライバー職」の一部は前年同月比で減少したところもあり、全ての職種がプラスというわけではありません。

西日本の職種別動向

西日本エリアに目を移すと、平均時給は1,188円となっています。「専門・技術職」が1,364円で引き続き好調を示しており、次いで「製造関連・ドライバー職」と「事務職」がそれぞれ上がっています。関西3府県全体でも時給は1,205円で、各府県が前年同月比でプラスとなっており、特に大阪府の1,239円は見逃せない数値です。

全体を通して、日本の労働市場は少しずつ賃金上昇を見せていることが明らかになりましたが、地域や職種による差は依然として存在します。今後もこのデータをもとに、労働環境がどのように変化するか注意深く見守っていきたいところです。

さらに詳細な情報は、株式会社アイデムの公式サイトこちらで確認できます。