リーダーに必要な「行動変容」を促す話し方の新定義
株式会社大和書房が2026年6月26日に出版する新刊『信頼される話し⽅の本質』は、特に女性リーダーや管理職に向けて「行動変容」を促すための話し方を解説しています。この本の著者、矢野香氏は元NHKキャスターであり、スピーチ指導の第一人者です。彼女の豊富な経験を基に、報道番組のキャスターとして得たスキルや大学准教授としての心理学的知見を活かし、リーダーシップにおいて欠かせない「信頼される話し方」について紐解いています。
誰しもが抱える悩み
ビジネスシーンでは、どれだけ準備しても、また丁寧に説明しても、相手の心に響かないことがしばしばあります。好感度が高くても、情報が的確でも、「影響力」を持てない場面が多いのです。これは女性リーダーが抱える共通の悩みでもあります。本書では、その原因を「信頼される話し方を知らないから」と断言します。
3つの階層で理解する話し方
著者は話し方に3つの階層があるとし、それぞれを「好感度」「情報伝達」「行動変容」と定義しています。特に「行動変容」は、人を動かし、チーム全体を動かす力を持っています。そのためには、単なるロジカルさや好感度を超え、深い価値観に基づいた自己表現が求められます。
AI時代の新たなリーダーシップ
AIの進化により、情報伝達が容易になった今、リーダーに求められるのは、ただ単に分かりやすく、結論から伝えることではありません。より用意周到に、泥臭いアプローチで、聴衆に響くメッセージを届ける必要があります。本書では、効果的なコミュニケーションを設計するための具体的な要素も紹介されています。
見た目・視線・言葉・所作
「見た目で語る」「視線で語る」「言葉で語る」「所作で語る」という4つのカギが示されており、これらはすべて「ある1点」を見据えて設計することが重要です。また、その「ある1点」は心理学的概念の一つである「セルフパペット」に基づいており、リーダーとしての「ビジネス用の私」を作り上げることが目指されています。
実践的なワークで自己成長を促す
本書の特徴的なポイントは、各章に設けられた実践的なワークにあります。簡単に見えるワークですが、多くの人が思うようにできず、これによって自身の成長を実感することができます。自分の未来を描くための解像度を上げ、自己の言語化が難しい課題に挑戦することが、リーダーとしての資質を磨くことにつながります。
誰におすすめの本なのか
この本は、以下のような悩みを抱える方々に特におすすめです。
- - 丁寧に説明しても響かない
- - やる気を引き出せない
- - プロジェクトが進まない
- - チームがまとまらない
- - プレゼンに印象が残らない
- - 自分らしさが不明瞭
リーダーになった途端に何をどうすれば良いかわからなくなる、男性が多い職場での立ち回り方に不安を抱える方にも、有益な視点が得られます。
まとめ
『信頼される話し⽅の本質』は、ただの話し方の技術ではなく、深い価値観を持つコミュニケーション手段としての必要性を説く一冊です。これからの時代に求められるリーダーシップを発展させたい方々に、大いに役立つことでしょう。