クロスキャットが新たな働き方を提唱
株式会社クロスキャット(東京都港区、代表取締役社長:山根光則)は、社員が長く働きやすい環境の確立に向け、東京大学大学院の稲水伸行准教授らが推進する「はたらくコンソーシアム」に参加しています。この取り組みは、持続可能な職場環境を目指し、社員のエンゲージメント向上を重要視した新しい働き方改革です。
「はたらくコンソーシアム」の活動内容
「はたらくコンソーシアム」は、個人と組織の成長を支援するため、i-deals(個別配慮)、ideation(創造的活動)、identification(組織一体感)という3つの柱に基づき研究を行っています。具体的には、サーベイを通じた情報共有や意見交換、研究会の開催などを行い、働き方に関連する様々な課題を解決するための知見を深めています。
当日は、不動産やオフィスコンサルティング、ITなど様々な業種の企業が集まり、情報交換を行いました。特に当社のようにITエンジニアが中心の企業では、セキュリティ上の配慮から社外での業務が多く、社員エンゲージメントの向上が難しいという課題があります。このような状況において、他業種から得た知見や成功事例は非常に有益です。
人事制度改革の具体策
クロスキャットは「人材が事業成長の源泉」との考えに基づき、今回の「はたらくコンソーシアム」にも参加して、人事制度改革を進めています。具体的には、以下のような取り組みが行われています。
- - ジョブ型人事制度の導入: 社員が自らキャリアを考え、報酬を得られるよう職務に基づく制度へ移行。
- - 昇格要件の見直し: 資格取得要件を撤廃し、優秀な若手社員を迅速に登用するための仕組みを構築。
- - 教育研修の拡充: 自ら選択した研修を受けられるようにし、キャリア開発を促進。
- - 勤務間インターバル制度: 健康的な時間管理を促進するため、勤務間のインターバルを徹底。
- - 育児時短勤務の延長: 小学校3年生修了時まで育児支援を強化。
- - オフィスカジュアルの導入: リラックスした服装で働くことで、柔軟な発想を促進。
これらの制度を通じて、社員一人ひとりがより働きやすく、自律的に成長していける土壌を整えていく方針です。
サステナビリティへの取り組み
さらに、クロスキャットグループは2023年6月にサステナビリティ基本方針を制定し、ITソリューションを通じて環境課題の解決に取り組んでいます。特に、SDGsに関連した取組みを強化し、社会の持続可能な発展に寄与することを目指しています。
このように、クロスキャットは社員がエンゲージメントを持ち、成長し続けられる環境を提供することで、新しい働き方のモデルを構築しています。業界全体の働き方改革をリードすべく、今後も様々な挑戦を続ける姿勢を示しています。