『大誘拐』再演の魅力
2025-10-10 15:41:35

中山優馬、柴田理恵らが語る新たな舞台『大誘拐』の魅力と展開

劇団員たちが魅せる再演『大誘拐〜四人で大スペクタクル〜』



中山優馬、柴田理恵、風間杜夫、白石加代子の豪華メンバーによって、2024年に再び舞台『大誘拐~四人で大スペクタクル~』の幕が上がります。この作品は1978年に天藤真が発表した推理小説を原作とし、82歳の小さな女性が、国家権力やメディアを巧みに操り、なんと百億円という巨額を略取するというスリリングで痛快な誘拐劇を描いています。

この舞台では、タイトルにあるように、少数で多くのキャラクターを演じる新しい形が採用されています。物語の展開とともに、次々と替わるキャラクターたち。白石が演じるのは柳川家の当主であり、風間が警察本部長としての威厳を見せつつ、柴田はエネルギッシュな家政婦を演じるなど、個々のキャストが持つ能力を駆使し、観客に新しい体験を提供します。

中山優馬の役柄、戸並健次は関西出身ということで、彼自身の素地を生かしたコテコテの関西弁を披露します。彼が務めるキャラクターは、初めは誘拐犯でありながら独自の魅力を持った青年。特に、知恵と魅力に溢れたとし子との関係性が物語をとても豊かにしています。

アドリブとコメディの融合



本作には、シリアスな部分とコメディの瞬間が絶妙に組み合わさっています。アドリブでのモノマネやキャラクター自身のネタを時折織り交ぜることで、観客の笑いを誘います。これにより、単なる誘拐劇ではなく、深い人間ドラマが描かれることになります。健次がなぜとし子を誘拐したのか、またとし子が自ら身代金を高額に設定した理由は何かといった、観客の好奇心をそそる要素も数多く存在します。

物語が展開する中で、キャラクターたちのそれぞれの動機や、事件にかける思いや人数の多さに隠された人間関係は、場面ごとに変わりつつ観客に楽しさを提供します。美しい背景と緻密な演技に支えられたこの作品は、ただ外的な要素だけでなく、キャラクターの内面的な世界の描写も欠くことがありません。

この舞台は、東京を皮切りに、香川、鳥取、岡山、山形そして北海道へと全国を巡回します。特に、東京・シアター1010での公演は見逃せない貴重な機会です。チケットは多くの人々に求められており、これは大きな期待の高まりを反映しています。

期待の声



キャスト陣からも舞台に対する意気込みが伺えます。中山優馬は、稽古を通じて先輩たちとのアドリブ合戦を楽しまれており、特に関西弁を使えることに喜びを感じています。柴田理恵は新たな挑戦に対して、楽しい稽古を続けていると述べ、風間杜夫は再演の実現に心から喜んでいる様子が伝わってきます。白石加代子も刺激的な仲間たちと共に稽古を行い、観客にスリルとユーモアを届けたいと語っています。

この舞台は再演ですが、新たな視点から魅せる作品でもあります。数多の感情が絡み合い、キャストが生き生きと動く姿が,観客の心を打つことでしょう。この大誘拐の結末がどうなるのか、ぜひ劇場でその瞬間を目撃してください。


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