地域CSRの新展開
2020-11-12 12:38:27
愛媛県で進化する地域CSR活動「DAISプロジェクト」の意義と成果
愛媛県での新たな地域CSR活動「DAISプロジェクト」
2020年11月、愛媛県松山市で「DAISプロジェクト」の最終セッションが開催されました。このプロジェクトは、異なるバックグラウンドを持つ企業の次世代リーダーたちが集まり、地域の真の課題解決に挑むという新しい試みです。
経緯と背景
DAISプロジェクトは、Diversity(多様性)、Authentic(本物)、I(自分・リーダーシップ)、Social(社会的責任)の各頭文字を取ったものです。このプロジェクトでは、愛媛を中心に18社から集まった44名のリーダーたちが、地域のプロスポーツチームからのテーマに基づいて、ビジネスソリューションを提案しました。
2020年で3回目を迎えたこのプロジェクトは、松山市の男女共同参画推進センター及び愛媛県民文化会館で行われ、全7日間にわたるプログラムの一環として、参加者の意見交換やスキル向上を図りました。
取り組みの流れと特徴
プロジェクトの初日には、参加者が効率的にチームを作るためのセッションがありました。その後、各チームは地域の様々な課題に対して意見を出し合い、解決策を構築する作業に取り組みました。また、チームサポーターと呼ばれる指導者が参加者の行動を観察し、フィードバックを行うことで、リーダーシップの発揮を促しました。
特に注目されたのは、愛媛マンダリンパイレーツ、愛媛FC、愛媛オレンジバイキングスといった地域のプロスポーツチームが抱えている具体的な課題への提案です。各チームは、ビジネス視点からそれらの問題に真剣に向き合い、実行可能な解決策を磨き上げました。
最終プレゼンテーション
2020年11月18日、各チームが最後のプレゼンテーションを行い、自身の提案を発表しました。この日は、最も優れた提案に対しては、実際に各プロスポーツチームの施策に採用される可能性もあり、期待感が高まりました。
事務局には22社58名が参加し、プロジェクトはコロナ禍の影響を感じさせないほど活発でした。多様な業種のリーダーたちが、地域課題に真正面から向き合う姿勢が評価される場面の数々が印象的でした。
今後の展望
DAISプロジェクトは、地域のリーダー育成だけでなく、課題解決スキルの向上を目指しています。愛媛から始まったこの新しいプロジェクトは、他の地域への波及効果をもたらし、さらなる地域活性化を期待させます。
今回の取り組みは、単なるCSR活動に留まらず、地域社会の未来を切り拓くための重要なステップとなることが確信されています。愛媛県松山市での成功を基に、各地で同様のプロジェクトが生まれることに期待が寄せられています。
このように、地域リーダーたちの知恵と協力が次世代を支える力となるのです。
会社情報
- 会社名
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住友重機械イオンテクノロジー株式会社
- 住所
- 西条市今在家1501
- 電話番号
-
0898-64-1912