プラン・ジャパンの受賞
2015-04-30 19:54:35
プラン・ジャパン、日経ソーシャルイニシアチブ大賞を受賞!ガーナの子どもたちの栄養改善プロジェクトが評価される
プラン・ジャパン、日経ソーシャルイニシアチブ大賞を受賞!ガーナの子どもたちの栄養改善プロジェクトが成功
国際NGOプラン・ジャパンが、第3回『日経ソーシャルイニシアチブ大賞』を受賞しました。受賞対象となったのは、ガーナにおける子どもたちの栄養改善プロジェクトです。このプロジェクトは、ガーナで広く食べられている発酵コーンのお粥「Koko」に栄養が不足している点に着目。離乳期の幼児の成長促進を目標に、伝統的な離乳食に栄養サプリメントを添加し、普及させる取り組みです。
ココのお粥「Koko」の栄養問題
ガーナでは、発酵コーンを用いたお粥「Koko」が広く食べられています。しかし、この「Koko」はエネルギーやタンパク質が不足しており、離乳期の幼児の成長に悪影響を及ぼす可能性がありました。プラン・ジャパンはこの問題に着目し、栄養改善プロジェクトに着手しました。
プロジェクトの内容
プロジェクトでは、大きく分けて2つの活動が行われています。1つは、離乳期の幼児のために開発された栄養サプリメントの普及促進です。もう1つは、母親たちへの栄養指導です。サプリメントの適切な使用方法や、バランスの良い食事の作り方などを指導することで、子どもの健康的な成長を支援しています。
3年間の取り組みと成果
プラン・ジャパンは1992年からガーナで活動しており、4カ所の現地事務所を構えています。長年に渡る地域住民との信頼関係を基に、約3年間かけて900組の離乳期の子どもを持つ母親を対象に栄養効果試験を実施。栄養サプリメントの配布と栄養教育を行い、その効果を実証してきました。現地住民との綿密な連携により、プロジェクトは着実に成果を上げています。
受賞の意義
プラン・ジャパンの佐藤活朗事務局長は、今回の受賞について、「途上国の子どもの栄養改善において、企業とNGOが現地コミュニティの理解を得ながら共同でソーシャルビジネスを行う革新的なビジネスモデルが評価されたことを嬉しく思います」とコメント。企業とNGOのパートナーシップによる持続可能な開発目標(SDGs)達成への貢献を示す重要な事例となりました。
プラン・ジャパンの活動
プラン・ジャパンは、国連に公認・登録された国際NGOです。アジア、アフリカ、中南米51カ国で活動し、教育支援、保健衛生の向上、経済的自立支援など、子どもたちの可能性を広げる様々な地域開発活動に取り組んでいます。学校建設、予防接種、職業訓練など、多岐にわたる活動を通して、子どもたちの未来を支えています。
今後の展望
今回の受賞を機に、プラン・ジャパンはさらに活動を強化し、ガーナの子どもたちの栄養改善、ひいては発展途上国における子どもたちの健康と成長に貢献していくことを目指しています。このプロジェクトは、途上国支援における新たなモデルケースとして、世界各国に大きな影響を与える可能性を秘めています。
会社情報
- 会社名
-
公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン
- 住所
- 東京都世田谷区三軒茶屋2-11-22サンタワーズセンタービル10階・11階
- 電話番号
-
03-5481-6100