カンボジア・タイ国境の人道危機を語る報告会
2023年3月21日、カンボジア・タイ国境で発生した人道危機に関する報告会がオンラインで開催されます。近年、国境地帯では武力衝突が発生し、64万人以上が避難を余儀なくされる深刻な状況に陥りました。本報告会では、現地で支援活動を行うNGOのスタッフがその実情を詳しく共有します。
1. 事態の背景と避難の理由
2025年に開始された国境地域での武力衝突は、停戦合意が成立した後も多くの人々の生活を脅かしています。停戦とは言え、治安の収束が未だつかず、住宅の損壊などの問題から多くの住民が帰還できずにいます。2026年2月時点では避難者数は10万人以下に減少しましたが、依然として生活の安定が訪れない状況です。
状況が厳しいプレアビヒア州では、約3,000世帯、つまりおよそ1万人が避難生活を送っています。彼らはパゴダや親族の家などに避難していますが、食料や衛生用品の不足、過密な生活環境が続く中で日常生活の維持が極めて困難です。特に、女性や子ども、高齢者は健康リスクや心理的ストレスにさらされており、避難生活の長期化が深刻な課題となっています。
2. 支援活動の現状
シェアは、避難世帯のニーズ調査を基に2025年12月から生活物資の配布を開始しました。食料や衛生用品、生活必需品など、地元からの声に応じた支援を続けています。しかし、避難生活の長期化に比例して、必要とされる支援内容はますます多様化し、支援の困難さも増しています。また、停戦後は国際社会の関心が薄れがちで、支援が届かない地域が増えているという問題も抱えています。

3. 報告会の目的
今回の報告会では、シェアカンボジア事務所の駐在員がオンラインで参加し、国境地帯での状況を伝えます。衝突の背景や避難が続いている理由、支援活動の成果と課題、さらには今後求められる支援について、具体的な写真や動画を交えながらお話しします。現場のスタッフだからこそ感じる住民の困難や、支援が行き届きにくい状況を直接聞ける貴重な機会です。
報告会概要
- - 日時: 2026年3月21日(土)12:30~13:30
- - 会場: オンライン開催(ZOOM)
- - 申込締切: 2026年3月20日(金)12:00
- - 参加費: 無料
多くの方に現在進行中の人道危機の実態を知っていただき、支援の重要性や今後の方針を共に考える場として、ご参加をお待ちしています。お問い合わせは、カンボジア事業担当の近藤まで。
電話:03-5807-7581 E-mail:
[email protected]
詳細な情報と申込みについては、公式ウェブサイトをご覧ください。