映画『どうすればよかったか?』書籍版がついに発売
株式会社文藝春秋が、ドキュメンタリー監督藤野知明の書籍『どうすればよかったか?』を1月29日に発売しました。この作品は、藤野さんが自らの家族に関する衝撃的な出来事を20年以上にわたって記録した映画の背景を掘り下げたものです。映画は2024年12月に公開され、すぐに口コミで話題を呼び、動員数16万人を超えるという大ヒットを記録しました。書籍版の予約は殺到し、発売前に重版が決定しました。
ドキュメンタリー生誕の秘密
本書では、姉が統合失調症の症状に苦しむ様子や、両親の行動に対する弟の葛藤がリアルに描かれています。藤野さんが家族との日常をカメラで切り取った過程では、何が起きていたのかを知ることができる「家族」の複雑な現実が浮き彫りになっています。特に弟としての立場から、何もできないもどかしさと同時に家族を支えたいと願う心情が伝わり、読者もその痛みを共に感じるのです。
書籍の内容
書籍には、映画には収められなかったショッキングな家族の事実や、姉や両親との交流を通じての感情の葛藤が綴られています。「家族」とは何か、そして「人生」とはどのようなものか、読めば読むほど問いかけが深まります。本書は、ただのドキュメンタリーにとどまらず、より深い問いを私たちの心に投げかけます。目次は以下の通りです:
- - はじめに
- - 第一章:子供時代の思い出
- - 第二章:混乱の日々
- - 第三章:家族と離れて
- - 第四章:家族との対話
- - 第五章:時間を取り戻す
- - 第六章:姉のいない時間を生きる
- - おわりに
全国での舞台挨拶とアンコール上映
書籍の発売を記念して、全国各地で映画のアンコール上映も行われています。また、東京のポレポレ東中野などでは藤野監督による舞台挨拶も予定されています。具体的な日程や上映情報は、公式ホームページで確認できます。
藤野知明監督のコメント
藤野監督は、「映画では省略した内容を本という形でまとめました。家族の状況や自分の思考を振り返る良い機会になりました。観客からの反響を受けて、より多くの人に伝えたいという思いが強まりました。」と語っています。
著者プロフィール
藤野知明さんは1966年に生まれ、映像制作を学びながらドキュメンタリーに取り組んできました。彼の作品は、社会的な問題を扱いつつ、個々の物語に光を当てるものが多く、今回の書籍もその一環として位置づけられます。彼は、自身の家族における経験を通じて、私たちに大切なことを教えてくれています。
書籍情報
- - 書名:『どうすればよかったか?』
- - 著者:藤野知明
- - 発売日:2026年1月29日
- - 定価:1,650円(税込)
- - 出版社:株式会社文藝春秋
この本は、評価の高い映画を見た方はもちろん、家族の絆や社会との接点について再考するきっかけを与えてくれる一冊です。