バーチャルヒューマン「imma」、万博のフィナーレを飾る
2025年4月12日に開催される大阪・関西万博の開会式にて、バーチャルヒューマン「imma(イマ)」が司会として登場し、注目を集めました。このイベントは、大阪市此花区の夢洲で184日間にわたり行われ、テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」です。
日本初のバーチャルヒューマンとしての役割
immaは、株式会社Awwがプロデュースするバーチャルヒューマンとして、リアルとバーチャルの垣根を越えた演出を行いました。特に、開会式では来賓の紹介や式典の進行を担い、今後の未来社会への希望を感じさせる役割を果たしました。
「今回、大阪・関西万博のスペシャルサポーターに就任し、開会式の司会進行役という大役に抜擢していただき、大変感動しています。緊張することなく堂々とこの大役を務めます!万博は、未来の人類が共に生きるための課題を考えるいい場です」とimmaはコメント。
万博の魅力とテーマ
大阪・関西万博の開催は、「いのちを救う」「いのちに力を与える」「いのちをつなぐ」という三つのサブテーマのもと、最先端の技術やアイデアが交流される場となります。特に、「People’s Living Lab」として設定され、多彩なプログラムが組まれる予定です。
世界中の国々が集まるこの博覧会は、看過できない国際的な対話の場となり、地球規模の課題解決に向けた取り組みが行われます。それにより人類が進化し、共創の時代を迎えることを促進します。
バーチャルヒューマンの進化
immaは、そのピンクのボブスタイルが特徴的なアジア初のバーチャルヒューマンであり、2018年のデビュー以来、世界中で話題を呼んでいます。すでに60カ国以上で注目されており、SNSではInstagramで39万人、TikTokで48万人以上のフォロワーを持つなど、影響力を誇ります。
また、immaは東京2020パラリンピックの閉会式に登場したことをはじめ、さまざまなイベントでの実績を積み重ねています。2024年にはカナダでのTED Talkにもバーチャルキャラとして出演予定です。
Awwの挑戦
Aww株式会社は、日本のバーチャルヒューマンAIカンパニーとして、immaのほかにも複数のバーチャルキャラクターをプロデュースしています。バーチャルヒューマンの基礎技術の研究開発や、メタバース領域でのビジネス展開も手掛け、AIとの融合を進めています。これによりコンテンツ制作の自動化を実現し、より多くの新しいコンテンツを提供することを目指しています。
まとめ
大阪・関西万博でのimmaの活躍は、バーチャルヒューマンが新たな文化の担い手になる可能性を示しています。2025年の万博に向けて、多くの人々が未来に期待を寄せています。immaを通じて、未来社会への第一歩を踏み出すことができるかもしれません。