アサヒグループが医療機関向けに高濃度エタノールを無償提供

社会貢献としての高濃度エタノール製品の提供

アサヒグループホールディングス株式会社は、新型コロナウイルスの影響で不足している医療機関向けの消毒用エタノールを支援するため、ニッカウヰスキー株式会社と連携して高濃度エタノール製品を製造し、無償提供することを発表しました。

提供の背景

新型コロナウイルスの流行により、消毒用エタノールの需要が急増する中、医療機関での消毒に必要な物資が不足しています。このような背景から、アサヒグループは医療機関のニーズに応える形で、ニッカウヰスキーが製造するアルコール分80％の高濃度エタノールを手指消毒用として製品化し、東京都を通じて無償で提供することを決定しました。

製品の製造と提供方法

製造は、ニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所で生成されたスピリッツ用アルコールの一部を柏工場で製品化する形で行われます。提供の数量は18L缶入りで、約2,000本用意されており、これらは6月から製造を開始し、8月までに医療機関に届けられる予定です。

アサヒグループの社会貢献活動

アサヒグループは、持続可能な社会への貢献を掲げており、グループの事業活動を通じて地域社会への支援を行っています。国内では、こども食堂サポートセンターへの支援や医療従事者への商品寄付を実施しており、国外においても英国やチェコなどで病院や消防署へ支援金や製品の寄付を行っています。このように、アサヒグループは地域のニーズに応じた適切なサポートを行い、助け合いの輪を広げるために努めています。