酒井忠次と庄内藩の歴史を深く知るシンポジウム
2023年7月11日、東京・大手町に位置する日経ホールにて「庄内藩酒井家シンポジウム」が開催されます。このイベントは、今年のNHK大河ドラマ『どうする家康』において、庄内藩酒井家の祖である酒井忠次を演じる大森南朋さんが注目を集めていることから、多くの歴史愛好者にとって見逃せないものとなっています。
酒井忠次の歴史的重要性
酒井忠次は徳川家康の義理の叔父であり、彼を支える重要な存在でした。忠次は、家康を厳しく諫めながらも、徳川一門を統率し、戦国時代の多くの戦で功績を上げました。特に長篠の戦では、信長に戦略を進言し、勝利に大きく貢献しました。また、忠次はその巧みな交渉術によって、他の大名家との信頼関係を築いたことでも知られています。
シンポジウムの概要
シンポジウムでは、徳川宗家19代当主の徳川家広氏による基調講演が行われ、その後のパネルディスカッションでは酒井家、歴史家、プロデューサーなどが集まり、徳川家と酒井家の関係や庄内藩の歴史についての考察が行われます。参加者は、事前申し込みを通じて入場することが求められ、参加者には致道博物館特別展「徳川家康と酒井忠次」の豪華図録が進呈される特典もあります。
また、シンポジウムの内容については動画での案内もあり、事前にチェックすることが可能です。さらに、シンポジウム詳細が記載された「酒井家庄内入部400年観光ガイドブック」の情報もぜひ確認してみてください。
参加情報
- - 日時: 2023年7月11日(火)18:45~21:10(開場:18:00)
- - 場所: 日経ホール(東京都千代田区大手町1-3-7)
- - 参加費: 1000円(事前申し込み必要)
- - 申し込み先: シンポジウム申し込みページ
シンポジウムの登壇者
基調講演者
徳川家広氏
徳川宗家19代当主。著名な翻訳家であり、政治経済評論家としても知られています。
パネリスト
- - 酒井忠順氏(旧庄内藩主酒井家世嗣)
- - 加来耕三氏(歴史家、作家)
- - 谷口雅一氏(NHK歴史番組プロデューサー)
- - コーディネーター: 小林好雄(出羽庄内地域文化情報誌Cradle 編集長)
旧庄内藩酒井家の歴史
庄内藩酒井家は、徳川家との密接な関係を持ち、江戸市中の治安維持や戊辰戦争においても重要な役割を果たしました。その後、酒井家は地域の産業振興をしながら、庄内の歴史を築いてきました。教育制度の改革や農業の振興に寄与し、今もなお地域に根ざした存在として受け継がれています。
このシンポジウムを通じて、酒井家と庄内藩の歴史に触れ、新たな知識を得る貴重な機会です。皆さまのご来場を心よりお待ちしております。