がん患者・家族のための医療情報メルマガ「イシュラン」が会員数10万人を達成

医療情報メルマガ「イシュラン」、会員数が10万人を突破

「イシュラン」は、がん患者とその家族に特化した医療情報を提供するメールマガジンです。病院検索サイトから始まったこのサービスは、全国のがんに関する医療機関や医師の情報を網羅し、患者が自分に合った医療を受ける手助けを行っています。現在、「イシュラン」は月間で約170万人に利用されており、その需要は年々増加しています。

信頼性高いメールマガジン

2013年に創刊された「イシュラン」は、会員に向けて月1回、がんに関する最新の研究結果や、医療に関するトピックスをわかりやすく解説したメールマガジンを発行しています。医療従事者の支持も広く受け、これまで多くの患者やその家族にとって、有益な情報源となりました。そして、この度、会員数が10万人を超えたことは、その信頼性の証とも言えるでしょう。

会員層の特性

メールマガジンの約6割は直接のがん患者で、2割がその家族や友人で構成されています。特に乳がんに関する情報に対する需要が高く、会員の54%を占めています。一方で婦人科がんが30%、血液がんは10%、肺がんが5%、その他のがんも含まれています。このように多様な会員層がいることで、それぞれのニーズに応じた情報が細分化され、配信されています。

高いエンゲージメント

興味深いことに、「イシュラン」のメールマガジンは、2024年の年間平均開封率が約35%と、公表された数字としてはかなりの高水準です。一般的なメルマガの開封率は10%程度であることからも、この数値は顧客との信頼関係を強化するものと言えます。患者と信頼関係を築くことが、情報の信頼性を高めていると考えられます。

患者の声を広げるサービス展開

イシュランは、10万人の会員基盤を活かして、製薬企業や医療関連企業向けに以下のサービスも展開しています。まずは、患者さんの生の声を集める患者調査リクルーティング。また、新薬開発に貢献する治験リクルーティング、さらには企業の製品情報を直接的に届ける広告配信サービスも提供しています。これにより、患者と医療関係者、企業との架け橋役としての役割も果たしています。

今後の展望

「イシュラン」は、今後もがん患者およびその家族に寄り添った信頼できる情報を提供し続けると同時に、医療の発展を促進するための企業連携を強化していく方針です。患者のニーズに応じた医療情報の発信を行うことで、より良い医療環境の実現に向けた努力を続けていく予定です。これからの「イシュラン」の活動に期待が寄せられます。