加賀市のドローン活用
2020-03-30 10:02:05
加賀市とトラジェクトリーが手掛ける次世代ドローン3Dマッププロジェクトの全貌
次世代ドローン活用による地域課題の解決
加賀市が目指すデジタルシティの実現に向けて、地域の課題解決に向けた取り組みが加速しています。特に注目を集めているのが、株式会社トラジェクトリーとの共同プロジェクトです。このプロジェクトでは、ドローンを活用して精巧な3Dマップを作成し、新たな空域交通網の整備に挑戦しています。
3Dマップ作成の背景
プロジェクトは加賀市塩屋町の上空で約3平方キロメートルの範囲を対象に、廃校となった旧緑丘小のグラウンドからドローンを飛ばして進行しました。ドローンは地上約100メートルから高精度の写真を撮影し、そのデータをデジタル処理して10センチの精度を持った3Dマップの作成を実現。点群データに変換したことで、様々な用途に応じた情報提供が可能となりました。
安全航行を実現するAI管制システム
トラジェクトリーのAI管制システムは、複数の無人航空機が同時に飛行しても安全に運航できるよう、リアルタイムで安全なルートを提供します。この4Dトラジェクトリー技術は、高精度な航路推定アルゴリズムを用いており、建物や他の無人機と衝突しないように設計されています。
今後の展望
このプロジェクトでは、今春から完全無人の自律飛行に向けた実証実験も行う予定です。加賀市では、ドローンの活用によって災害時の物資輸送や被害状況の確認をはじめとして、物流、監視、点検など商業利用にも3Dマップを基にしたデジタルツイン技術が活かされることを期待しています。
株式会社トラジェクトリーの企業理念
トラジェクトリーは、AI管制システムやドローン空域シミュレーターなどの開発を通じて、無人航空機の利用がもっと身近で安全なものになるよう取り組んでいます。気候変動や大規模災害、人手不足といった課題を解決し、ドローンが私たちの社会で当たり前に利用される日を目指しています。
まとめ
加賀市とトラジェクトリーの協力による3Dマップ作成プロジェクトは、単なる技術革新だけではなく、地域課題への解決策ともなり得るものです。デジタルシティ実現に向けたこの取り組みが、他の地域にも広がることが期待されます。今後の進展から目が離せません。
会社情報
- 会社名
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株式会社トラジェクトリー
- 住所
- 東京都中央区銀座2-4-1銀楽ビルディング5階
- 電話番号
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