バイエルヘルスケアが「世界血栓症デー」を設立して血栓症啓発に貢献
バイエルヘルスケアが新たに設立した「世界血栓症デー」
2023年10月13日、ドイツ・ベルリンで、バイエルヘルスケア社は「世界血栓症デー」を設立したことを発表しました。この取り組みは、国際血栓止血学会(ISTH)との連携によるもので、年に一度実施されるこのデーは、心筋梗塞や脳卒中、静脈血栓塞栓症などの疾患を引き起こす要因となる血栓症への関心を高めることを目的としています。
血栓症の認識不足
血栓症は非常に重要な健康問題ですが、その危険性は十分に認識されていないのが実情です。最近の調査によると、血栓が命に関わる疾患であるという認識を持つ人は、一般の人々の中でたった10%に過ぎなかったと言います。この事実は、血栓症が与える影響の深刻さを物語っています。実際、欧州では血栓症が多くの人命を脅かし、他の重大な健康問題による死亡数を大きく上回る事例も見られます。
世界血栓症デーの重要性
ノースカロライナ大学の血液学者でISTHの委員長を務めるニゲル・キー氏は、2025年までに非感染性疾患による早世を大幅に減少させるためには、血栓症による死亡を減らすことが不可欠であると強調しています。毎年10月13日が「世界血栓症デー」として制定された背景には、血栓症という用語を初めて提唱したルドルフ・ウィルヒョウ氏の誕生日があることに由来しています。
バイエルの取り組み
バイエルヘルスケアのヨルグ・メラー氏は、血栓症は患者や医療機関にとって大きな負担であると言及しました。今回の取り組みによって、血栓症の早期発見や専門的な治療が広まることが期待されています。また、質の高い医療が普及することが、血栓症の発症リスクを抑える一助になると信じられています。
マスメディアへのお願い
「世界血栓症デー」の公式ウェブサイトでは、血栓症に関する重要な情報やリスクファクター、症状について学ぶことができます。この情報を広め、より多くの人々に血栓症の認識を高めてもらうことが重要です。自身や周囲の人々に注意喚起を行い、必要に応じて医師と相談することが推奨されます。
国際血栓止血学会(ISTH)について
ISTHは、血栓性疾患の理解を深めるために設立された非営利団体で、世界中に約4000人の会員を持ち、健康促進に努めています。その活動は教育、研究、標準化プログラムの実施など多岐にわたり、その重要性が高く評価されています。ISTHの公式サイトでは、さらなる情報を得ることができます。
このように、血栓症についての認識を高めるための「世界血栓症デー」は今後も重要な役割を果たすことが期待されています。様々な情報を集め、健康的な生活を送るための一助としていきましょう。
会社情報
- 会社名
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バイエル薬品株式会社
- 住所
- 大阪府大阪市北区梅田2-4-9ブリーゼタワー
- 電話番号
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06-6133-7000