鳴門市が描く若者の新たな可能性
徳島県鳴門市は、「0→1 SCHOOL」というインナープロモーション推進事業を立ち上げ、地域の若者たちが制作した映画およびメイキングムービーを公式YouTubeチャンネルで公開しました。この取り組みは、近年の鳴門市が直面する人口減少の課題を受け、若者の郷土愛を育むために企画されています。
背景と目的
地方の若者たちが抱える地域への魅力不足は多くの自治体で見られる問題です。昨年度の鳴門市での調査では、地元高校生の約半数が鳴門市での生活を魅力的とは感じていないことがわかりました。この状況を改善するためには、生まれ育った地元に対する愛着を深めることが不可欠です。市では、若者が主体となって地元の魅力を再発見することを目指し、今プロジェクトをスタートさせました。
プロジェクトの内容
「映画館、はじまる。」というコンセプトのもと、東京からプロの映画監督を招き、鳴門市在住・在学の中高生14人がグループを組み、それぞれが映画監督としての役割を担いました。制作した映画は「鳴門で活躍する大人」をテーマに、脚本作成から撮影、映像編集に至るまでの一連のプロセスを経て、全5作品が完成しました。
これらの作品は、8月に制作され、10月には上映イベントで初公開されました。このイベントでは、関連商品の販売コーナーも設けられ、地域の特産品が並びました。観客からは「子どもたちの成長が見られて感動した」「たくさんの人に見てほしい素晴らしい映画だった」といった声が寄せられ、成功裏に幕を下ろしました。
映画とメイキングムービーの公開
上映会での好評を受け、制作された映画とメイキングムービーが鳴門市公式YouTubeチャンネルにて公開されることが決定しました。これにより、より多くの人々にこのプロジェクトを知ってもらい、観てもらう機会が増えることを期待しています。
まとめ
「0→1 SCHOOL」は、若手の才能を引き出すことはもちろん、彼らが愛する故郷を見つめ直すきっかけともなっています。地域への愛着が深まることで、今後のUターン希望者の増加や、地元の活性化につながることが期待されています。
映画の視聴や詳細については、
鳴門市公式YouTubeをご覧ください。地域の若者がどのような魅力を発信しているのか、ぜひその目で確かめてみてください。