Pulsivの新技術
2022-09-28 13:59:14

Pulsivが新たなパワー・エレクトロニクス技術を発表し持続可能性を推進

Pulsivの革新技術が電源管理の未来を変える



Pulsivは、消費電力の削減とコストの最適化を実現する新しいパワー・エレクトロニクス技術を発表しました。この技術、特にPulsiv OSMIUMマイクロコントローラ・ファミリーとその関連コンポーネントは、フライバックDC-DCコンバーターと合わせて使用することでコストが高いLLCソリューションを不要にします。

この新技術は、平均97.5%(ピーク時99.5%)という高いフロントエンド効率を実現し、わずか2Wの時点でも90%という高効率を維持することができます。また、150Wのフライバック電源のデモも行われており、240Wのインターリーブ型フライバック電源開発も進行中です。これによってさらに高い電源性能を持つリファレンス・デザインが公開される予定です。

Pulsiv OSMIUMマイクロコントローラ(PSV-AD-150およびPSV-AD-250)は、出力を直接決定しないため、3つのシステム・コンポーネントの調整と適切なDC-DCコンバーターの接続により、1Wから10kWまでのアプリケーションに対応できる柔軟性を持っています。これにより、ハードウェアの設計が大幅に簡素化されます。

耐久性と効率性



Pulsiv OSMIUM回路は低温で動作するため、対流冷却下でも長期間使用できる寿命が期待されます。そして、突入電流を完全に排除する技術により、産業用電源やLED照明製品の設計が簡易化され、設置コストも抑えることが可能になります。

さらに、Pulsiv OSMIUM技術では、アクティブ・ブリッジ制御や設定可能なホールドアップ、Xキャップ放電、HVDC出力の選択、消費電力インジケーター、グリッド障害検知機能など、様々なオプションをサポートしており、これにより各種アプリケーションのニーズに適切に応じることが可能です。

CEOの視点



CEOのダレル・キングハム氏は、「エレクトロニクス業界が従来の考え方を覆さなければ、世界のエネルギー危機や持続可能性に向けた高い目標達成が難しい」と述べています。Pulsiv OSMIUMは、特定の動作条件の下でAC/DC電源とバッテリー充電器の消費電力を低減する独自のアプローチを提供しています。これにより、高効率を維持しつつ、持続可能な製品設計が自然な選択肢となるでしょう。

利用方法と今後の展望



Pulsiv OSMIUM技術は、PSV-AD-250-DS開発システムを通じて評価可能で、適切なDC-DCコンバーターを接続することで、完全な電源プロトタイプが実現します。また、Pulsivのウェブサイトからは、無料でフルリファレンス・デザインの入手が可能であり、 この新しい技術の可能性を見ることができます。

さらに、Pulsiv OSMIUMマイクロコントローラのエンジニアリング・サンプルは、正規販売代理店を通じての提供が予定されています。

Pulsivについて



2013年、英国のプリマス大学のスピンアウトとして設立されたPulsivは、電源やバッテリー充電に関連するパワー・エレクトロニクス技術を開発してきました。再生可能エネルギーの移行促進や、電子デバイスの環境影響の軽減に向けた努力を続けています。今後の技術革新により、持続可能で効率的な電源管理の領域でリーダーシップを発揮することでしょう。

会社情報

会社名
Pulsiv Limited.
住所
Milton Hall,Ely Road,CambridgeCB24 6WZ, United Kingdom
電話番号
122-382-8208

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