空間VRを活用した英会話旅行体験
今年の猛暑の夏休み、子どもたちにとっての新しい学びの場が東京で実現します。株式会社ECCと北海道に本社を置くフォレストデジタルが共同開発した、空間型VR「uralaa」を用いたイマーシブ学習プログラムが、子どもたちをリアルな旅行体験へと誘います。8月2日、東京の大手町にあるTOKIWA BRIDGEで開催されるこのイベントは、特に小学生向けに設計されており、英語やSTEAM教育を楽しく学ぶことができます。
このプログラムでは、特に「うらら」という名の空間型VRを通じて、まるで森や自然の中にいるような没入体験が可能です。ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を使わずに、臨場感あふれる体験ができるのが特徴です。これまでの学びとは異なり、自然の香りや音響効果を交えながら参加者は環境に浸ることができます。この技術は、2023年5月に「人間・環境学会(MERA)学会賞」を受賞するなど、その性能が高く評価されています。
空間型VRの導入背景
企業の社員とその家族を対象にした教育プログラムとして企画されたこのイベントは、コトフィスアフタースクールプログラムの一環です。三菱地所プロパティマネジメントとECCの共同で運営され、小規模な学童スクールとして、子どもたちが楽しく学べる場を提供しています。
猛暑の影響で外出が難しくなる中、参加者は「uralaa」の体験を通じて日本各地を巡る疑似旅行を楽しむことができ、同時に英語を学ぶことができるという魅力があります。
参加者の声
イベント参加者からは、特に「空間型VRの体験が楽しかった」という意見が多く寄せられており、子どもたちが自らの感性を活かして積極的に学ぶ姿が印象的だと報告されています。ECCの取締役、白川裕一氏は「春のプログラムでは、雰囲気に感化された子どもたちが授業を楽しんでいる姿が印象的だった」と語っています。
フォレストデジタルのCEO、辻木勇二氏も「子どもたちが空間VRの中で楽しむ様子は、教育の可能性を大きく広げる」と強調し、今後の展開に期待を寄せています。次回のイベント開催に向けても、さらなる進化が期待されます。
参加プログラムの内容
今回のイベントでは、13時30分から14時30分まで「映像のお仕事について学ぼう」と題し、空間VRを用いて企画する方法を学ぶ時間があります。続いて、14時30分からは「英語で楽しむ!日本全国のひととき旅行」が行われ、実際に各地の文化を学びながら英語を身につける楽しさを体験できる機会となります。
持続可能な学びの環境
空間VR「uralaa」は、教育の場だけでなく、医療や小売業など多様な分野での導入が進んでいます。この技術の進化が、学びのスタイルを根本から変えていく可能性を秘めていることは間違いありません。また、3月には春休みイベントも行われており、好評の声を受け継続的に実施されることが決まりました。参加登録はすでに締め切られていますが、次回開催に関心のある方は、ECCやフォレストデジタルの公式サイトからの情報をチェックしてください。
このように、ECCとフォレストデジタルのコラボレーションは、教育とテクノロジーの融合を追求し、未来を担う子どもたちに新しい学びを提供しています。