心のケアで歯科恐怖症を克服する新たな医療の形
歯科恐怖症の現状
歯科恐怖症は、一般的には「歯医者が怖い」「以前に痛い経験をした」といった心の持ちようから始まります。日本国内の調査によると、約11%の人が強い歯科恐怖を抱えており、自己申告では約9%が「非常に怖い」と感じています。言い換えれば、10人に1人がこの恐怖心のために歯科治療を避けているのです。
このような見えない社会問題に直面している人々に対し、さくら百華デンタルクリニックは“心から治療を”というコンセプトで立ち上がりました。ここでは、心のケアを大切にし、患者が安心できる環境を提供しています。
全国から集まる「こわがりさん専門歯科」
神奈川県座間市に位置するさくら百華デンタルクリニックは、年々多くの患者を迎え入れています。特筆すべきは、年間の来院者2600人の約35%が県外からの訪問者であることです。このクリニックを訪れる患者は、遠くは北海道や中部地方から飛行機で通うほどです。その理由は、こちらでの治療に自信が持てるからといえます。
驚くべきことに、治療を受けた患者の約92%が完了まで至るのです。この高い成功率は、患者に対する心の配慮が行き渡っていることを示しています。
「歯に触れる前に心に触れる」
さくら百華デンタルクリニックのモットーは、まさに「歯に触れる前に心に触れる」です。ここでの治療は単なる歯の治療にとどまらず、心理的なアプローチを重視しています。初診時には、すぐに治療に入るのではなく、心理的な側面を理解するためのカウンセリングが行われます。患者一人ひとりの不安や過去に受けたトラウマに寄り添い、患者のペースに合わせて治療が進められるのです。
この新しいアプローチは全国の歯科関係者からも注目され、院長は「日本歯科心理カウンセラー協会」を設立し、全国において歯科心理学や心理接遇学の普及にも努めています。
社会貢献を目指して
さくら百華デンタルクリニックは、歯科恐怖症を減少させることを目標に掲げています。厚生労働省の調査によると、歯の健康は生活の質に影響を及ぼします。実際、口腔の健康が幸福度やウェルビーイングに関与しているという報告もあります。
このクリニックでは、単に医療行為を行うだけでなく、健康的な歯科医療文化の醸成を目指しており、患者やその家族が安心して通える場所を提供し続けます。
院長の想い
「歯科恐怖症は決して意志の弱さではありません。それは過去に受けた恐怖の“心の記憶”です。私たちは、患者様の心を見ることから始め、お客様が“笑顔で生活する勇気、明るい希望”を取り戻す手助けをしたいと考えています。」と、院長のおぎはら聡美は語ります。
クリニック情報
- - 名称: 歯医者が怖い方のためのさくら百華デンタルクリニック
- - 所在地: 神奈川県座間市相模が丘5-5-3橋本ビル2F
- - 院長: おぎはら聡美
- - 設立年: 2020年
- - 診療科目: 一般歯科、予防歯科、歯科心理カウンセリング
- - 公式サイト: さくら百華デンタルクリニック