北京大学と東京大学、教育テーマの意見交換
2025年8月22日、東京都新宿区にある行知学園にて、中国の北京大学と日本の東京大学からの学生代表が集まり、教育に関する意見交換が行われました。今回の交流は、両国の最高学府が参加する「京論壇」という国際交流プラットフォームの一環として実施され、教育とエリート主義、選抜制度について深く掘り下げられました。
京論壇とは
京論壇は中日両国の学生による知識と文化の交換を目的とした年間プログラムです。教育の未来や社会の在り方についての議論を通して、相互理解を促しています。行知学園がこのプラットフォームの調査訪問先に選ばれたことは、私たちの教育理念が顧みられている証とも言えるでしょう。
プログラムの概要
この日は、3時間にわたるプログラムが実施されました。最初の部分では、行知学園がどのように成り立ち、どんな教育理念を持っているのか、特に中国人留学生への進学支援について紹介しました。その後、両大学の学生たちとの議論セッションが行われ、教育制度の違いや留学生の受験動機、エリート主義や選抜の影響など多様なテーマが扱われました。
このセッションでは、中国の大学入試(高考)や入試のためのEJU試験、日本の推薦入試や塾文化についても話題として取り上げられ、活発な意見交換が繰り広げられました。特に、各制度の利点や課題についての議論が印象的でした。
施設見学
また、午前のプログラムの一環として、学生たちは実際の教室や学習環境を見学しました。厳しさの中に温かさのある学園の雰囲気、多彩な授業のスタイルを体感することで、中国人留学生が日本でどのように自らの教育的目標を探求しているのかを実際に感じ取ることができたのではないかと考えています。
今後の展望
今回の交流を通じて、行知学園は中日双方の教育交流の架け橋としての役割を再確認しました。また、過去17年間で約5万人の学生を志望校へと送り出してきた実績をお話しし、教育に対する情熱を改めて強調しました。私たちの信念である「教育は試験の準備にとどまらず、未来を形づくるもの」という言葉通り、一人ひとりの学生に寄り添いながら、新しい可能性を提供し続けたいと考えています。
行知学園は、今後も多くの国際交流を通じて、より多くの学生が自らの夢に向かって学び、成長できる環境を整えていきます。