Burtonが目指す持続可能な未来
スノーボード愛好者にとって、Burtonはその代名詞ともいえるブランドです。1977年にスノーボードのパイオニア、ジェイク・バートン・カーペンターによって設立され、今や世界中のスノーボーダーに支持されています。今年の9月19日には、同社の最高峰ラインである[ak]®コレクションから新作「[ak]® W25コレクション」が登場。環境に優しい素材とパフォーマンス性を両立させた新しいアウターウェアが話題を呼んでいます。
PFASフリーと環境への配慮
Burtonは2014年から、スノーボードウェアに使用される有害化学物質PFAS(ペルフルオロアルキル化合物)の使用を完全に正すことを決定。これにより、2016年には耐久性撥水加工(DWR)の大部分からPFASを排除し、2024-25シーズンには92%の製品がPFASフリーになる見込みです。最終的には、2026年までに100%を目指しています。
PFASは撥水性や防汚性を向上させるために広く使用されていますが、分解が難しく「永遠の化学物質」として知られており、環境や生物に悪影響を及ぼすことが指摘されています。Burtonは、製品がユーザーと環境の両方にとって安全であることを重視し、持続可能な製品開発に努めています。
[ak]® W25コレクションの特徴
新作の[ak]® W25コレクションは、バックカントリーなどの厳しい環境下でもハイパフォーマンスを発揮するためにデザインされており、動きやすさと快適なフィット感を兼ね備えています。ジャケットは明るいカラーでデザインされ、ベースレイヤーや特に防水性能に優れたパンツなど、幅広いアイテムが揃っています。これらは、スノーボードを心から楽しむための細部にわたるこだわりを具現化しています。
現在、ウィメンズとメンズの各モデルがラインアップされており、特に注目を集めているのはGORE-TEXを使用したジャケット。最高の防水性を誇りながらも、快適さを失わないデザインが融合した仕上がりになっています。たとえば、メンズのタスク GORE-TEX Pro 3L ジャケットは、税込で115,500円という価格で販売されます。これまでとは一線を画すようなスタイルと機能を追求したアイテムが揃っており、スノーボードの楽しみを一層深めてくれることでしょう。
Burtonがビジョンに掲げる「パーパス」
Burtonは、製品開発にあたり、単に性能やスタイルにこだわるだけでなく、より良い未来を見据えた取り組みを行っています。同社が掲げる「パーパス」は、「人」、「地球」、そして「スノーボード」の未来を尊重することです。公正な賃金や責任ある調達、環境への負荷の削減に取り組むことで、関わる全ての人々にポジティブな影響を与えることを目指しています。
2025年までに、クライメートポジティブを達成することもその一環で、SBTi (Science Based Targets イニシアティブ) に基づいて、カーボンフットプリントを削減し、持続可能なプロダクトを増やす努力をしています。
まとめ
Burtonが新たに発表した[ak]® W25コレクションは、環境への配慮とハイパフォーマンスを両立させた注目のアイテムです。私たちがスノーボードを楽しむための道具が、より安全で持続可能な社会に貢献することを期待し、その挑戦を今後も応援したいと思います。