2024年2月19日、東京創元社より連作ミステリ『僕たちの青春と君だけが見た謎』が刊行されます。この作品は、著者の雨井湖音氏が手掛けたミステリであり、先日発表された第1巻『僕たちの青春はちょっとだけ特別』に続くシリーズの第2弾です。舞台は仙台市内にある明星高等支援学校。物語は青崎架月という高校生の視点から描かれ、彼の日常生活と友人との絆をもとにした様々な謎が展開されます。
第2巻では、架月が迎える2学期の初めに焦点が当てられます。長い夏休みを終え、学園祭に向けての準備が進む姿を描いた本作。特に、架月とそのクラスメートたちが、学校生活の中で抱える問題や疑問に立ち向かう様子が生き生きと描かれます。架月が経験する現場実習や、学園祭での事件が織り交ぜられ、読者は彼らの成長を見守りつつ謎を解く楽しさも味わえます。
主な事件の一つには、部活動の先輩が学園祭で展示する漫画に対する不思議なダメ出しがあります。この事案がきっかけとなり、架月たちはその真相に迫ります。また、3年生で「警察」と呼ばれる先輩が関与する新聞消失事件や、同級生による学園祭のボイコットにつながる理由探しなど、物語には多くの興味深い事件が盛り込まれています。
さらに、刊行記念イベントとして、紀伊國屋書店では購入者特典として著者の手書きメッセージが記載されたレシートに、特別掌編『独り占めの夜明け』が読めるQRコードが付与される取り組みも実施しています。
第1巻にあたる『僕たちの青春はちょっとだけ特別』は、埼玉県の高校司書が選ぶイチオシ本2025にて第3位を獲得しており、ますますその人気を集めています。新作の刊行を機に、関連フェアが埼玉県の書店や公共図書館で開催される予定です。これに伴い、ミステリ作家たちから寄せられた推薦コメントを掲載した新たな帯版も出版されています。
著者の雨井湖音氏(1996年生まれ)は、宮城県在住で高等支援学校の職員として日々生徒たちに寄り添いながら、小説を執筆しています。『僕たちの青春はちょっとだけ特別』での大賞受賞を機に、若い世代の作者として新たな風を吹き込んでいます。彼の感受性豊かな筆致によって描かれる高校生たちの生き様と謎解きの魅力が、読者の心をつかんで離さないでしょう。
この若き新人作家の挑戦に注目し、ぜひ両巻を手に取ってみてください。青春、友情、そして謎が交錯する物語に、期待が寄せられています。