男女で異なる肉の嗜好、焼肉に関する調査結果を発表

焼肉の日に発表されたインターネット調査の結果

8月29日の「焼肉の日」にちなんで、昭和13年に創業した小川畜産食品株式会社が、全国の20代から60代の男女500名を対象に実施した焼肉に関するインターネット調査の結果が発表されました。この調査では、焼肉に対する意識や嗜好についての多くの興味深い発見がありました。

ハラミ・牛タンの知識不足

調査の結果、約6割の人がハラミや牛タンを内臓肉（ホルモン）だと知らないことが分かりました。特に女性の60.8％がその事実を認識しておらず、年代別では20代の61.0％が最も高い非認知率を示しました。これは、ハラミが横隔膜、牛タンが舌にあたる部位であるにもかかわらず、見た目や食感が赤身肉に似ていることが原因と考えられます。

ひとり焼肉の実態

続いて、男性30代の約50%がディナーでひとり焼肉を経験していることが判明。全体のデータでは、ランチでのひとり焼肉経験率が32.8％、ディナーが23.2％と、男性の方がディナーでもひとり焼肉を楽しむ傾向にあります。特に、働き盛りの男性30代がこの経験を日常的に選択しているのが分かります。一方で、女性60代の経験率はわずか2.0％となっており、男女間や世代間での差が明確に現れました。

霜降り派と赤身派の好み

全体の56.6％が霜降り肉を好むと回答した一方で、赤身派は43.4％にとどまりました。男女別ではほぼ同じ割合でしたが、60代では女性が64.0％、男性が48.0％と、好みが正反対になるという興味深い結果が示されました。これは健康意識や食感に対する違いが影響していると考えられます。

焼肉を食べるシチュエーション

「無性に肉が食べたい時」と回答した人が50.8％で1位を占め、次いで「家族や友人との集まりの時」が36.4％でした。特に女性40代では66.0％がこのシチュエーションを選び、肉への欲求が高いことが浮き彫りになりました。

焼肉部位のランキング

好きな焼肉部位を尋ねたところ、カルビが35.6％で1位となり、20代ではタン派も30.0％存在しました。この調査は、世代間での嗜好の差異を示しつつも、カルビの人気が揺るがないことを示しています。

調査結果を受けて

今回の調査結果からは、消費者の焼肉に対する意識や嗜好の深さ、また男女や年代による違いが顕著に表れました。特にハラミや牛タンに関する知識不足は、肉に関する情報発信の重要性を再認識させるものでした。小川畜産食品株式会社は今後も品質にこだわり、お客様の多様なニーズに応えられる商品を提案していく姿勢を示しています。焼肉の魅力を広め、正しい情報を発信していくことが求められています。