沼津市とおいくら提携
2025-01-22 10:28:22

静岡・沼津市が地域活性化に向け「おいくら」と提携を開始

静岡・沼津市が新たなリユース事業を開始



静岡県沼津市と株式会社マーケットエンタープライズの新たな提携が、地域社会での不要品リユース活動の活性化を目指しています。この取り組みは2025年1月23日から始まり、リユースプラットフォーム「おいくら」を活用して、廃棄物削減と循環型社会の形成を図ります。

これまでの取り組みと新たな課題



沼津市ではこれまで、子ども服のリユースイベントや不要品の譲渡掲示板を設けるなどしていましたが、コロナ禍の影響もあって、現状のメインはリユース陶器市のみ。さらに、粗大ごみに出される不要品にはリユース可能なものが多く、これに伴いごみ処理費用の高騰が問題視されています。このことから、市は市民のリユース意識を高める新しい施策を模索してきました。

その中で、マーケットエンタープライズはリユース事業を中心にネット型ビジネスを拡大しており、SDGsへの取り組みも積極的に行っています。両者のニーズが一致したことから、「おいくら」を通じた連携が実現しました。

リユースプラットフォーム「おいくら」とは



「おいくら」は、不要品を売りたい方が全国の加盟リサイクルショップに査定依頼し、買取価格を比較できる便利なサービスです。多くの人が利用しており、これまでに約130万人がこのサービスを体験した実績があります。リユース品の売却が容易になり、特に大型品や重いものでも手軽に処分できます。

沼津市民にとっての利点



例えば、沼津市では粗大ごみを自力で外へ運び出す必要がありますが、「おいくら」を利用すれば、出張買取サービスを通じて、自宅まで来てもらい、運び出しまでサポートしてもらえます。家電リサイクル法に基づく軽度の家電製品も買取対象となり、売却と受け渡しが非常にスムーズに行えることが期待されます。

たとえば、冷蔵庫や洗濯機などのリユース可能な家電は、地域内での不要品買取を促進し、すぐに現金化が可能です。このため、市民にとっては手間が少なく、気軽に不要品を処分できる選択肢が増えます。なお、このサービスを利用しても市の財政には影響がありません。

さらなる展望



沼津市では、1月23日に「おいくら」に関する情報をホームページに掲載し、直接不要品の査定申し込みができる体制を整えます。この取り組みを通じて、リユース活動が活性化し、循環型社会の実現に向けて大きな一歩を踏み出すことが期待されています。

この新たな事業によって、自治体の廃棄物処理総量やコストが削減されるとともに、地域のリユース志向が広がることが考えられます。市民が「廃棄ではなくリユースを選ぶ」という意識の変化は、地域全体でのリユース文化の振興につながるでしょう。

結語



沼津市とマーケットエンタープライズの共同の取り組みが、地域社会にどのような影響を与えるのか、今後の動きに注目です。持続可能な社会の実現に向けた一助となり、未来の地域づくりに寄与することでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社マーケットエンタープライズ
住所
東京都中央区銀座1-10-6 銀座ファーストビル2階・3階
電話番号
03-5159-4060

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