横浜で体験するサステナブルなMICEメニュー
公益財団法人横浜市観光協会(YCVB)が、新たに開発したMICE参加者向けの体験型メニューは、地域の魅力を活かしたものとして注目を集めています。
この5つの体験メニューは、近年のMICE分野で重視されるサステナビリティの観点が取り入れられた内容となっており、なおかつ温室効果ガスをオフセットするオプションも用意されています。これにより、参加者は楽しむだけでなく、環境にも配慮した体験が可能です。
世界が注目する日本の防災力を学ぶ「Disaster Prevention Experience Tour」
まず一つ目のメニューは、「Disaster Prevention Experience Tour」。このツアーでは、横浜市民防災センターで実際に地震や火災を体験しながら、災害発生時の対応や初期消火の手法を学ぶことができます。防災の重要性を体感するだけでなく、避難拠点としての役割を担うお寺で心を落ち着ける座禅も体験することができます。これにより、地域の防災力の理解を深めると共に、文化の重要性も学ぶことができるのです。
コミュニティの絆を育む「ソーシャルサーカス」
次に、シルク・ドゥ・ソレイユ公認プログラムの「ソーシャルサーカス」が提供する体験が、チームビルディングに役立つこと間違いなし。参加者間での協調性やコミュニケーション能力を育むようなプログラムで、「ボールパス」や「皿回し」、「人間知恵の輪」などのサーカス技術を通じて、楽しみながら連帯感を強化します。性別や年齢、障がいの有無に関わらず参加できる点も魅力的です。
日本文化と地産地消の体験
他にも、和食と芸妓文化を学ぶ「日本文化と会席料理体験ツアー」や、地元の食材を活用する「横浜中央卸売市場探索 早朝ツアー」、さらに移動式ビアカウンターを使った「Craft Beer Bike Experience Tour」といった多様な体験が用意されています。これらのプログラムは、地域の資源を大切にしながら、持続可能な観光の形を模索しています。
横浜の新たな魅力を発信
これらのサステナブルな体験メニューは、地域資源を活用したMICE開催をサポートし、横浜が国際的に認知されるサステナブルなMICE開催都市となることを目指しています。参加者は単なる観光地を訪れるのではなく、横浜が提供する文化や知識、そして環境への配慮を実感できるでしょう。
この取り組みを通じて、参加者と地域が共に成長していく未来が期待されます。今後も横浜の魅力をさらに深く探求するMICEの展開に注目したいところです。